みなさま、大変ご無沙汰しております。
a-works野山でございます。
先日岩井が書かせていただいたブログの通り、
コマースサミットにてベストプレゼン賞を頂いてしまい(ありがたいありがたい)
その流れで「何話したんですか、私に内緒で!!」という問い合わせを沢山の方にいただけた事もあり笑
えそらフォレストの七恵先生にご相談させていただいたところ
公開していいですよとご許可を頂けましたので、講演内容を公開させていただくことになりました。
30分のプレゼンだったので、非常に長いのかもしれませんが苦笑
下記じっくり読んでいただければ嬉しいです。そしてa-worksにオーダーください笑。
ではでは(=゚ω゚)ノ
野山:では今から、
『月間新規顧客1万件獲得を実現するCtoCメディアネットワークの活用事例とその裏側』
というテーマでお話をさせていただきます。
まずそもそも「a-worksって何や?」と思われていると思いますので、
会社の紹介と自己紹介から入らせていただきたいと思います。
a-worksという会社は、
大阪を拠点にしておりますスーパーベンチャー広告代理店でございます。
人数は35人ほどでやらせていただいています。
来月東京にオフィスを出しますので、もしお時間がありましたらお越しください。
渋谷の宮益のところでございます。
事業内容としては、広告代理店のお仕事が95%でございます。
その中で、本当にありがたいことに、
今回お話をさせていただく「CtoCメディアネットワーク」に関してのオーダーが、
たくさんの企業様からご指名でいただいているような状況だったりしています。
それでは自己紹介に。
私が代表の野山でございます。本日はよろしくお願い致します。
司会のアンダスの前田さんに非常によくしていただきまして、
子分として商売させていただいています(笑)
それでは、これから30分ほどお付き合いください。
本日の流れは、2部構成でさせていただきます。
まず、「CtoCメディアネットワークとは一体何なのか?」という話と、実績のお話ですね。
実績と概要についてお話をさせていただきます。
そして、後半は「月間新規顧客数が10倍になった」ということで、
弊社のクライアント様の「えそらフォレスト」様と一緒に
お話をしていきたいなと思っております。
では第一部、「実績。それは何なんだ?」というお話です。
こちらは、弊社のクライアント様で3年半ほどお付き合いがある、
スキンケアブランドの企業様の実績です。
資料にある
「CtoCメディアネットワークにおける月間新規発生数」を見ていただくと分かるように、
当時、自社では月間新規コンバージョンがなかなかうまく伸びていかない
というお話で相談をいただきまして、
そこから弊社が運用させていただくことになりました。
10,000件までは2年半で実現しまして、そこから今もずっと右肩上がりで成長できております。
非常に喜んでいただいております。
我々の業界の中で、今いちばん新規の獲得ボリュームがあるんじゃないかな、
とおっしゃっていただいております。
ありがたいお話です。
では、次の実績です。
こちらは健康食品・化粧品の企業様ですね。
健康食品がメインなんですけれども、
こちらも「なかなか伸びないよ野山くん」とお悩みの中オーダーいただきまして、
そこから約2年で11,000件まで月間新規獲得ができるようになりました。
たくさんの代理店さんを使っておられる企業様なんですけれども、
なんというか「非常にいい」と。
「投資回収がいい」とか、「ライフタイムバリューが他の手法より高い」とかですね、
そんな風に評価をいただいております。
これはその他企業様にも当てはまることなので、
獲得している顧客が超優良顧客という風にお話ししてもいいんじゃないでしょうか、
と思っています。
純広告のCPAの約半分で獲得ができていて、
ライフタイムバリューが他の広告でとった顧客よりも40%も高い、と。
えそらフォレスト様と一緒にCPAだったりLTVの計測をさせていただく中で、
こんな事実が出ましてですね。
非常に喜んでいただいています。
ですので、CtoCメディアネットワークは新規獲得としてボリュームが非常に出ながら、
なおかつ、非常に優秀な顧客がとれている、とご理解いただければうれしいです。
では、その「CtoCメディアネットワークとは何ですか?」ということですが、
一般的に調べたら出てくるような話で「コンシューマー・トゥ・コンシューマー」ですね。
エンドユーザーでもあり個人のメディア運営者でもある方が、
気に入った商品を想いをのせて紹介し、
「これいいよ!」「これを紹介したい!」という形で紹介して、
エンドユーザーに届ける、というものです。
ここでa-worksは何にこだわっているかというと、
非常に厳選した優良個人のメディアに対して弊社はネットワークを非常に太く持っています。
その彼ら彼女たちを大きく動かす、ということが、弊社の独自のメディアPRでございます。
これは平たく言ってしまうと、形としては「アフィリエイト」です。
ただ、普通のアフィリエイトではありません。
そして、アフィリエイトというものを通して、弊社が意識しています
「CtoCメディアネットワーク」というものを実現させています。
つまり我々は「全く新しい形のアフィリエイト」という風に考えております。
その「CtoCメディアネットワーク」には次の4つポイントがあります。
- 非常に規模感のある獲得ができます。
うまくハマれば、スケールすると、月間10,000の顧客が獲得できます。 - ライフタイムバリューはその他広告よりも40%も高い。
- アフィリエイトの代名詞と言われるような「ポイントサイト」は、一切使いません。
- アンコントロールともよく言われることがありますが、ここもコントロールを効かせることができます。
この4つのポイントのうち、1と2についてはすでに少しお話をしていますので、
あとで具体的に掘り下げることにして、3と4についてお話ししていきたと思います。
ポイントサイトは一切使いません。
我々がやっていくことは、
狙った検索ワードの上位に御社のPRを目的にしたサイト/コンテンツ作りを
意図的に仕掛けていっています。
こちらの「オーガニックコスメおすすめ」といった
ワードでキャプチャさせていただいていますけれども、
このワードに対して自然検索の結果を埋めます。
御社PRを目的にしたコンテンツないしサイトで、です。
複数の個人の優秀なCtoCメディアはSEOも非常に強く、
大量に組織して大きく動かすことができると、
一気に検索結果が御社のことばかり書かれているような
PRしたサイトに作り上げてくれます。
そうすると、いわゆる「購買アクセス」、「コンバージョンアクセス」ですね。
ここの検索クエリのオーガニックの結果、自然検索の結果をすべて独占します。
露出を独占、優良顧客も独占です。
HANAオーガニックさんだったら「オーガニックコスメ口コミ」であったり、
「オーガニックコスメおすすめ」「国産」「美白」といった
非常にコンバージョンに近く優良顧客がいるようなワードでの自然検索の結果を独占しています。
その結果、ブランド名、サービス名での指名検索のボリュームも非常に上がっています。
こちら、Googleトレンドで「HANAオーガニック」(ブランド名です)と検索した際に、
あるところから右肩上がりにグーッと検索ボリュームが伸びていることが確認できます。
これはつまり「CtoCメディアネットワーク」の副次的効果の1つです。
結果、リスティングでのCPAであったり獲得ボリュームも大きく向上します。
そして、自然検索で埋めて、タダで顧客がとれるというケースも多くなると思います。
それは、a-works独自のメディアネットワークです。
私自身が実際にアフィリエイトをして商売を、ビジネスを作ってきたというところもあります。
だから、多くのメディアと個人的なつながりといいましょうか、
人のつながりがしっかりとできているからこそ、たくさんの情報を伝えることができまして、
優先順位を上げて動いていただけています。
また、写真にもありますように、我々、東京・大阪・福岡で実際にこういった場をもって
CtoCの個人のメディアの運営者を育てているという事業もさせていただいています。
だからこそ、ダイレクトに声が届く。
そしてダイレクトに彼らにレスポンスを出せるというのが、
弊社独自のメディアネットワークです。
次に「コントロール」のお話ですね。
こちらも、ダイレクトに情報を届けることができるので、
優秀なサイトだけの展開が可能です。
コンテンツの修正、いわゆる薬事の部分だとか、かなりセンシティブなところなので、
そういったこともすごくキッチリ取り組んでいきたい、
という企業様はもちろんおられると思いますが、その点も非常にクイックに対応できます。
では、まとめます。
CtoCメディアを動かすことがなぜ大きな結果に繋がるのか。
コンバージョンするワード、購買ワードを検索するというか、
いわゆるアイテムの検索だったり、悩みの検索だったりするんですけれども、
そういった検索をする方々は、だいたいニーズが顕在化しています。
「買いたい」「悩みを解決したい」という想いがすごく強い。
今後も自然検索の結果を独占することは非常に価値があります。
直接コンバージョンもありますし、PR効果としても非常に高い。
そこで、自社が宣伝するわけではなくて、他者が宣伝してくれます。
非常に使って良かった、と。
圧倒的にコンバージョンレートが高いです。
そして、検索連動型広告では全てを刈り取りできません。
GoogleさんだったりYahoo!さんのサーチの広告では、
5%から10%しかリーチできないと言われています。
90%のアクセスを取り逃がしているのは、すごくもったいない。
そこにリーチができます。
また、広告主様が、御社がPRしていきたい情報というものを彼らの目線で届けてくれます。
そこからの購入者さんは、きっちりと商品理解をした上で購入をしてくれる。
ライフタイムバリューが高いところに、すごく寄与してくれるんだと思っています。
では、もし「美白化粧品」で考えたらですね。
美白化粧品、化粧水、クリーム・・・
横の数字が検索ボリュームなんですけれども、
ここに「口コミ」「ランキング」「おすすめ」といった様々な複合ワードをくっつけたサイトに、
本当にまあ、売れそうなワードになっているんですが、
こちらの結果をすべて独占したらどうでしょうか?
同様のことが実際にできています。弊社では。
では是非一度考えてほしいのですが、、
もし、御社の商品においてもこういったコンバージョンクエリ、
購買ワードの検索結果、自然検索を独占できたらいかがでしょうか?
いいですよね?
これがどういう風に実現するかというと、
個人の運営メディアをネットワーキングしまして、
購買ワードの検索結果を独占する動きをしています。
法人運営の大きなメディアさんというのはたくさんあると思うんですけども、
そういうところを1つ、2つ買っていくよりも、
検索結果を一気に動かすには「数」ですね。
メディアの数をすごく大事にしながら展開していく必要があります。
つまりは「CtoCメディアネットワーク」ということでございます。
ここで、アフィリエイトについて少し説明をしていきたいと思います。
誤解されている方が非常に多くてですね、アフィリエイトについて。
アフィリエイトはこの5点が素晴らしいと思っています。
1.「成果定義」を決めることができます。
新規にお金を払う、もしくは売上に対してパーセンテージで払う、
こういったことをしっかりと決めることができます。
もちろんCPAもはじめに設定した以上には絶対にいきません。
2.「非承認」という概念が存在します。
代引きで受け取ることができなかった、そのまま流れてしまった、みたいなケースであったり、
もしくは、いたずら注文というのもゼロではありませんので、
そういったところには、「非承認」といってお金を払わない、ということができます。
3.普通、広告は「露出」にお金がかかってしまうんですけども、
露出ないしクリックが無料です。
なぜかというと、「成果報酬型」広告だからです。
先ほどお話をしていた、検索結果における広告露出に関しても無料です。
認知が無料ということです。
素晴らしい。
4.たくさんのCtoCメディアに載せていただくということに関しては、
ひとつひとつ契約をしていく、そして支払いをする、
トラッキングをするということが非常に手間がかかります。
オペレーションが難しい。
だからこそ、アフィリエイトのASPを経由すると、
最大効率で掲載ができてしまいます。
5.ブランディングをすごくこだわられている企業様も多いと思います。
そういった場合、サイトを限定してスタートができます。
まずはデザイン性の非常に高いサイトであったり、
カテゴリではこういうジャンル、
ここからスタートしていきましょう、といったことができます。
その後、うまく成果が出たら、
キュレーションメディアだったり、ブロガーさんだったり、
さまざまなところにリーチができます。
基本的に、購買プロセスの「AISAS」では、
「認知、興味がないと検索しない。検索しないと売れない」という風に言われていますので、
まずちゃんと認知させる必要があります。
大きな認知広告予算を割かなければ、スケールしにくいというのが実際のところです。
そこに、このCtoCメディアネットワークを軸に広告企画を進めますと、
露出クリック無料なので、「認知」「興味・関心」「検索」までが完全に無料なのです。
「アクション」ではじめてお金がかかります。
そしてライフタイムバリューが高く、大量にボリュームが獲得できる。
僕は「こんないい広告はあるのか」と、そんな風に本当に思っています。
最高の費用対効果で、優秀な新規顧客の獲得が可能になります。
というわけで、今から、
新規顧客獲得数が10倍になった「えそらフォレスト」さんをご紹介します。
七恵さん、ご登壇よろしくお願いします。
林田:みなさまこんにちは。えそらフォレストの林田と申します。よろしくお願いします。
えそらフォレストという会社は、6年前に立ち上げた会社です。
まず、私の経歴からお話をしますと、
今日は先程もお若い方がずいぶんとプレゼンテーションされていましたけれども、
私はこの業界の20年選手です。
1998年にですね、えそらフォレストのスターティングメンバーと同じ、
5人でJIMOSを創業した時のメンバーの1人です。
JIMOSでは、「マキアレイベル」という化粧品を商品開発しましてブランドを作りました。
当初は紙とテレビとラジオと、オフラインもやっていましたので、
そういったメディア展開をして、コールセンターを作って、システムを作って、
本当に「THE 通販事業」を行ってまいりました。
で、その後2004年に上場しまして、経営統合したりとかいろいろと経営が動く中で、
新規事業のモバイルコマースを立ち上げたりとか、BtoBの事業をしたりとかした後、
2010年にえそらフォレストを立ち上げました。
そちらで今は、ここにありますけども、
HANAオーガニックというオーガニックコスメを自社で開発をしまして、
ネットとそれからちょっとした催事販売とか、
バラエティショップで卸をすることで販売をしています。
実は私20代のころは、ミスCPOと呼ばれていました。
「林田さんはCPOがいいとご機嫌だけどCPOが悪いと口もきいてくれない」
とよく言われていて、だいぶ恨まれたものですけれども(笑)
本当に数字に真摯にやっていたものですから、
CPOばかり頭の中にあるようなJIMOS時代でした。
ところが、今回HANAオーガニックを立ち上げるにあたって、
いったん自分がやってきたやり方は封印しようと思いました。
ネットですね。
私はネットがすごく苦手で、
実は、今日みなさんがプレゼンしてくださった内容の半分以上は
言葉がよく分からないものばかりだったんです(笑)
でも今回はネットにチャレンジしようと思いました。
ネットとPR。
マキアレイベルの時には十何年ブランドやってたんですけれども、
残念ながらなかなか雑誌に掲載されることがなかったんですね。
とても売上も大きいしお客様にも喜んでいただいているブランドなんですけれども、
知名度が低かったんです。
なので、ちゃんと雑誌に載るような、
そんなコミュニケーションをしていきたいなと思って今はやっています。
おかげさまで、いろんな雜誌にも掲載されて、
デパートでも売っていただいているようなブランドに少しずつ育ってきました。
で、今日はなんでここにいるかというと、
野山さんにもし出会わなかったらうちの会社潰れてたんです。
まだ覚えているんですよ。
2011年にスタートして2014年だから、3年たった時のことです。
社員が4人か5人いましたが、まだ月の新規獲得の件数が200件とかしかないので、
私はBtoBのいろんな会社さんの支援をしてアルバイトをしながら、
自分のブランドを作っているようなそんな状況でした。
2011年には出産もしていたので、3歳児をかかえながら、3年目のブランドを抱えて、
だけど獲得件数100件200件みたいな状態だったんですね。
そんな時にたまたま野山さんに出会って、
「なんだろう、このやり方は?」と。
たぶんアフィリエイトというと、みなさんイメージをお持ちだと思うんですけど、
JIMOS時代の私のイメージは
「アフィリエイトって300件くらいしかいかないよね。
しかもどちらかというとポイントサイトが多くて、
なんか確かコントロール効かなくて困ったことがあったな。」
とかですね、
「月間で10,000件とか20,000件とか30,000件、月に獲得していると、
300件獲得のメディアというのは、
正直だれか新人の担当者さんががんばって練習をする。」
みたいなメディアのイメージがありました。
で、野山さんと会った時に「あら?なんかちょっと違うぞ?」と。
アフィリエイトと自分は思っていたけど、
アフィリエイターさんの質も変わってきているみたいだし、
そもそも月間に何千件も獲得し出してます、と。
「これは、なにが起こっているんだろう」と思って、
そこからお付き合いを始めたというのが事実です。
こちらに数字がありますけれども、
新規獲得件数は創業からずっと横ばい、
だいたい2~300件ですね。
CPOは、いちばん跳ねてるところで12,000円とか8,000円くらいでした。
「紙でCPO8,000円だったらいじゃないか」と思う方もいると思いますが、
自分たちの貯金を崩して会社をスタートアップしたら、
8,000円では投資回収期間半年とか無理なんですね。
投資回収期間3ヶ月にしようと思うと、CPO4,000円くらいで回すしかない。
で、手法がなかった時に出会ったのがアフィリエイトでした。
実際やってみるとどういうことが起こったかというと、
今だいたい2,000件くらいですから、当初の10倍新規獲得できるようになってきました。
CPOは4,000円で、ずっと横ばいで安定しています。
ここで私がJIMOS時代だった頃と全然価値観が違うなと思ったのは、
実はCPO4,000円・新規の獲得件数10倍になっていくまでの間、
ほとんどLPのテストをしていないんです。
確かに途中でちょっとダイレクト寄りな感じが嫌になって、
ブランド寄りにしたりとか、逆にウリを弱くしていくっていう改善をしているので、
3回くらいLPを変えていますけれども、
ABテストもしたことなければ、クリエイティブを作り続けるということもしていないんです。
同じLPなのに、どんどんCVRが良くなっていく。
それはなぜかというと、
先ほどから野山さんがお話ししたみたいな「認知」が上がっていって、
お客様への接触頻度が増していくからなんです。
いろんなCtoCメディアさんが書いてくれるいろんな角度からの記事を、
みなさん読むようになります。
そうすると、逆にこのLPって同じものを使っていた方が、
以前見たことがあると安心して買ってくださるのです。
いわゆるブランドイメージが高まる作用が購入に繋がることを、
ネット上でやっているみたいなものなんですね。
実際にお客様のお話を聞いてみると、
みなさんだいたいうちのサイトで購入する前に@コスメを見られていて、
LPから直接コンバージョンが半分、残り半分はその後いろんなものを検索して
3ヶ月以内に本サイトから購入されているんです。
そういう意味では、
その場で衝動買いしてもらわなきゃいけないLPというものを作る必要がないので、
ABテストも必要ないし、
ずっと同じもの、しかもなるべくブランド寄りにしていった方がCVRが良くなっていく、
ということが起こりました。
で、先ほどからみなさん
「CtoCメディアって何だろう?」と思ってらっしゃるのではないでしょうか?
私も4年前に野山さんのセミナーで聞いた時に、
なんかこうマシンガントークで話しまくられて(笑)
野山:すみません本当に(笑)
林田:しかも、当初まだ半ズボンにビーサン履いてて(笑)
なんかアフィリエイター上がりとか言うし、大丈夫かな?と思ったんですけれども(笑)
実際に私がお会いしたアフィリエイターさんはこういう方でなくてですね(笑)
女性の方で、四大卒業して企業にお勤めになって、
とても優秀なマーケッターだった方が家庭の主婦になられて、
旦那さんの転勤でちょっと郊外に住まなきゃいけなくなったから、
一から勉強してアフィリエイトやってらっしゃる方。
旦那さんの収入もそこそこあるので、
彼女からするとある種自分の社会活動としてやりたいというところがあるから、
好きなものしか載せたくないんですよね。
だから、そういう方々への共感をとっていくことがどれだけ大事か。
かつ、もともとビジネススキルのある方なので、
一生懸命勉強すると、ある特定のキーワードで1位になることぐらい
なんてことないんですね。
そういう方々が書いてらっしゃるのが、こちらのホームページです。
各メディアさん、それぞれの書き方してらっしゃいますし、
もちろん私にとってはアフィリエイターさんに対して
成果報酬をお渡しすることしかできませんので、
アンコントロールといえばアンコントロールです。
こちらの言ったとおりに書いてくれているわけではないです。
ただ、こちらが書いてほしいようなコミュニケーションをとると、
結構な確率でそういう風に書いてくださって、
表現してくれるようになっていきました。
何をやっているかもう少し具体的にお話をしますと、
販売代理店を作っているような感じですね。
こんな会場にアフィリエイターさんを集めて、みなさんにファンになっていただく。
で、実際に商品を買いたいと思っていただくコミュニケーションを、
コツコツコツコツとしていくというやり方をしています。
なので、セミナーは延べ14回、この3年間くらいでやりましたし、
300人以上のアフィリエイターさんと直接お話しして、
ほとんど全員と飲みに行きました。
その中で、1人1人のアフィリエイターさんたちの
「どんな想いでメディアを作っているか」とか、
ホントはみなさん専門家ではないので、
やっぱり化粧品のことはしっかり調べて書いてますけど自信がないところもあって。
じゃあ彼女たちにしてあげられることといったら、
化粧品の専門知識を教えてあげようか、とか。
そういう風に本当のネットワークを作っていくというやり方をしました。
もともとネットはJIMOSの時いちばん苦手だったんですけども、
蓋をあけてみると、とても人間くさい、
人と人とのつながりの延長上にあるビジネスなんだな、ということが分かりまして、
すっかりCtoCメディアネットワークのファンになってしまいました。
野山:これ、ちなみになんですけど、
いちばんやっていて衝撃的だったこととか、
カルチャーショックだったこととか、そういうことありますか?
林田:この前たまたまうちのスタッフに、
「林田さん最初のアフィリエイターさん座談会の時に涙ぐんでましたよね」
って言われたんですよ。
なぜかというと、オーガニックコスメを作る場合、
原価率が正直通常の化粧品の倍くらいするんですね。
自分の社会的意義も含めて想いがあってやっているんですけれども、
原価率が倍ということはマーケティングコストが出せないんですよ。
それでずっと悔しい思いをしてきたし、いいものを作っても、
いいものかどうかっていうことはなかなか広告では現れないところであって。
でもアフィリエイターさんに一生懸命話していたら、
それをすごく分かってくださって、
彼女たちが「使いたいし、記事にしたい」ということを言ってくださったんですね。
その時にやっぱり、
一生懸命モノを作っている背景を汲んでくださるメディアがあるんだ
っていう出会いに感動しました。
JIMOSの時もいろんな大手メーカーさんのお手伝いしたこともあったんです。
大手メーカーさんに行くと、すごく研究をがんばってらしたりとか、
何十年もやっている素材があったりするのですけれども、
でもその背景って伝わらないんですね。
なんかみんなLPになると水戸黄門みたいに同じLPが出来上がっちゃって(笑)
そうすると、そのブランドの背景が伝わらないっていう
コミュニケーションがすごく多かったんです。
その中でこのメディアは、ほんとに伝えられる。
伝えることがない薄っぺらい商品開発をしていると見透かされる。
これこそが、これからの通販を変えていくんじゃないかな、とすごく思いました。
野山:すごく嬉しいです。ありがとうございます。
林田:もう1つすごいなと思ったのが、自然検索がもちろん伸びていきます。
お客さんも探してくださるので3ヶ月は成果報酬対象ですけれども、
それ以降というのは成果報酬対象になりません。
でもやっぱり、いろんなメディアで記事を書いてくださるのを見ますから、
お客さんはそれ以降も自然検索で伸びていきます。
それから、先ほど見ていただいたみたいなこういうメディアは、
けっこうきちんと作ってらっしゃるので、
雑誌のライターの方とかも一生懸命これを見て勉強されたりしてるんですね。
オーガニックコスメみたいな新しい業態は、
こういうCtoCメディアのライターさんの方が勉強していたりするので、
それを見て美容誌のライターさんがそこに影響を受けて
雑誌に取り上げてくれることも多くなりました。
美白の美容液の新商品を3月に出したんですけれども、
3月4月5月でMAQUIAとか美的とかVOCEとかですね、
そういう女性誌にだいたい30誌くらい載りました。
「美白」というカテゴリで資生堂さんの「HAKU」の隣に載せていただいたりとか。
ちっちゃいブランドなんですけれども、
そういうことが実現できたのも、
ライターの方々に実はCtoCメディアさんが後押しをしてくれているからなんです。
PRももちろんやっていますけれども、
ライターの方々お忙しいのでブランドを知っていただいても
そこまで直接の効果ってないんですね。
その後でライターさんたちもやっぱりネットで検索しますから、
そうすると、「いろんなブロガーさんとか読者に近い方々がいいと言っている。
だったらこれは雑誌に取り上げた方がいいんじゃないか?」ということで、
アフイリエイトやり始めてからと同じ曲線で、雑誌の掲載数も増えていっています。
あともう1つ、LTVですね。
やはりポイントサイトや、
もしくは新規の獲得の仕方でLTVは全然違うということは前職の時も経験済みです。
例えば、テレビだと1年の顧客単価20,000円というのも、
ネットでは12000円くらいしかかからないとか、
そういうことはとてもあったんですね。
以前は「アフイリエイトはどうかな」と思ってたんですけども、
ここに実際に書いてますように、全然アフィリエイトの方が客単価いいですね。
1年間のLTVという数字で出していますけれども、
一般のメディアさんに出すよりは、
一般のユーザーの方々が認知をして理解をしてから買ってくださいます。
それに、同じメディアが1年間の中で
シーズンごとにHANAオーガニックのことを取り上げてくれますので、
お客様がそのメディアの影響を受けてリピートして回転していくんですね。
実際わたしたちは、HANAオーガニックをやり始めてからは、
リピートにかける販促率がグッと下がりました。
ほとんどリピートの方にDMを打たなくても、アフィリエイトのメディア、
つまりCtoCメディアを通じて、「あ、HANAオーガニック新商品出たんだ」とか、
そういうことを分かってくださいますので、リピートに対しても効果があります。
ただ、リピートの場合成果報酬かかりませんから、
ここはオマケみたいなものかな、と思っています。
私はブランド側なので、今回はわざわざ自分のところのお話をするのは勇気がいったんです。
うちの生命線なんでですね(笑)
でも、あまりにもやってらっしゃる方が素晴らしいので、
先ほど申し上げたみたいに、
「アフィリエイトというと月間300件くらいが関の山かな」とか、
「コントロールができないんじゃないか?」とか、
「LTVが低いんじゃないか?」と言ってたものが、
やり方次第で全然変わります。
私たちは今、月2,000件くらいですけれども、
これはオーガニックコスメの市場規模が
まだ無添加化粧品の市場規模の10分の1しかないからなんですね。
ですから、これがもし無添加化粧品であれば10倍、
2万件の獲得ができても全くおかしくないメディアなんじゃないかな、
ということを感じています。
野山:ありがとうございます。
a-worksはこういった、
七恵さんのような、想いがあって素晴らしいプロダクトを世に広げたいという企業様には、
ぜひとも尽力したいなと思っております。
また、共に成長してしただけるパートナー企業様も、一緒に募集しております。
ちょっと変な会社ではございますけれどもですね(笑)
ぜひご興味ありましたらお声がけいただければと思います。
ご清聴ありがとうございました。
a-worksでございました。