こんにちは。野山です。
昨年2月、「a-worksが掲げる7つの経営方針」をこの場で発表したところ、予想以上に大きな反響をいただき、ポジティブな感想もたくさん耳にしました。この場を借りて感謝を申し上げます。
昨年、経営方針を公表した目的として
・採用におけるミスマッチをなくす
・私自身が今後会社を牽引していく中でブレをなくす
の2点を挙げ、この1年、a-worksメンバーとさまざまなシーンで経営方針と向き合う機会を設けてきました。
また、組織における個人の「バリュー」=「どんな価値基準を持って行動するか」の指針という意味合いにおいても、経営方針が果たした役割は大きかったように思います。
組織として、限りある資源を有効的に動かして意義を高め、顧客へ高いアウトプットを生み出すためになにをすべきか。都度、ともに働く仲間と意見を交わし自身の働き方を振り返ることで、a-worksにかかわるメンバー一人ひとりが経営方針にフォーカスし、その結果、数多くの「高いアウトプット」を実現できた1年だと感じています。
a-worksは決して大きな会社ではありません。だからこそ、中小企業である私たちが成長市場における激しい競争に勝ち続けるためには、顧客への価値提供はもちろんのこと、ここで働く一人ひとりの人生の意義をさらに高めていくべきだと考えています。
さらに強く、柔軟で、自由な組織をめざすために。
このたびa-worksでは、「7つの経営方針」を刷新し、公開します。新たなa-worksにご期待ください。
大手企業の社会での役割は、マス向けにより良い商品を出して価格を下げながらたくさんの方の生活の質を上げることだと解釈しています。中小企業の社会での役割は、こだわりのある人にこだわりのある商品を高く届けてよりこだわりを極めることだと思います。だからこそそのこだわりを極めることで、無競争状態をめざします。顧客に本当に価値のあるプロダクトを創り込み、さらに磨くことによって、価値の高い大手ができないニッチNo.1ソューションを実現させ、こだわりのある企業や人の人生の意義を高めていきたいと考えています。
経営目的の実現には顧客が喜んでもらうことは非常に大事なポイントになり、その最もわかりやすい結果は、リピートしてもらうことです。また、利益を創るという意味合いでもリピート売上は売上を立てるために広告費が必要にならないからこそ、非常に大事な項目になります。よって、売って終わりではく継続的な関係性構築が必須になることから、互いに良い関係になれる企業との取引を最優先とし、仮に儲かる案件でも良い関係値を作れない企業とは取引を行いません。その中で、どういう仕組みを作ればより高い営業利益が生まれるかを考え抜き、会社に落とし込んでいきます。
我々が向き合う経営目的の実現は非常に難しいものだと認識しており、実現のためには「組織文化に合い、セルフマネジメントがしっかりできる優秀な人材」のみで構成される必要があると感じています。我々は中小企業だからこそ、大手企業にはできない採用を行うことで価値を生み出していきたいと思います。そこで、大手のルールに合わない変わった優秀層を引き寄せることを採用戦略として大事にすることで会社は少数精鋭の組織を創り上げてきました。この原則を大事に、そして全員で採用に参画することで多面的に評価を行い全員の合意を得ることで新しい出会いから人生の意義を高めていこうと考えています。
人生の意義を高めるうえで、仕事にいち早く参加して現場で活躍し、才能を活かす経験を積む必要があると考えています。まずは現場に出れるレベルにいち早くなることが欠かせません。また、代理店ビジネスが基本軸である今は人での差別化が一番の違いを創るポイントにもなるからこそ、人材教育には投資を行う考えです。リモートワーク環境下であっても、直接業務を教える人がいなくても、半年で現場に出れる状態に成長できる仕組み創りを高めていきます。
自らがどう在りたいか、は一生懸命に考え行動し続けなければ明確にはならないと考えています。だからこそ、毎年年始に実施する人生史の振り返りと価値観の言語化、定期的な社長1on1、グループ毎の価値観の共有など、会社として考え共有する場を提供します。また、自分の人生に真摯に向き合い、強い意思を持つ人には”自由には責任が伴う”の思想の元、より支援をしていきたいと考えています。そして、大手ではできない個人個人の才能を活かした仕事を、あなたがどう在りたいかを叶えるために配分しようと全社的に努力します。また、価値観は常に変化していくものだと認識しているので、日々やりたい仕事や関わり方にも変化が生じてくると思います。だからこそ常にその変化に対応できる体制やビジネスモデル創りに勤しみます。
「何を考えて、何をしたのか=アウトプット」を評価します。あくまで原因ありきの結果であり、どんな原因を工夫して作れたのかを評価します。年功序列ではなくこの評価形態だからこそ、みんなの価値観やライフスタイルを尊重でき、様々な働き方が描ける仕組みになっています。(例えば、移住して基本出社することなく働く。家族との時間を大事にしたいから週4勤務で午後5時以降は働かない。このプロジェクトのみ参加する。など)この仕組みをより高めていくことで、より経営目的の実現に近づいていきます。
インターネットという世界は、GAFAをはじめとしたプラットフォームが非常に大きな力を持っています。だからこそ、彼らがルールを変更すると今まで積み上げてきた資源が一気に機能しなくなり、取引が成立しづらくなる事象を何度も経験してきました。だからこそ、常に外部環境の変化にも耐えられるようにビジネスモデルの幅を広げつつ、何かあったときにも耐えられるように固定費2年分のキャッシュを持つことを常に意識します。資金的な余力を高めることで、経営目的の本質に向き合い続けたいと考えています。
最後に
ーーどんな会社を創ることが出来たら“意味”があるだろうか?
これは、創業からずっと向き合ってきた問いのひとつです。一企業の代表として、従業員を抱える立場の人間として、イノベーションを起こしたり、社会を変えようと動くよりも、もっと意味を持つことがあるのではないか。ずっとそう考え続けてきました。
創業から13年目を迎えたいま思うのは、関わってくれたみんなが幸せであり続けてほしい、ということ。
“幸せ”は人それぞれだからこそ、それぞれが幸せを定義し、どうありたいかを考え、そこにたどり着くプロセスを自分で描き、一生懸命に生きていける。a-worksは、メンバーの才能と価値観を最大限尊重することで、ビジネスを創っていきたいと考えています。
キレイゴトのように聞こえたら、すみません。でももし、あなたの価値観とa-worksの価値観が近いと感じてもらえたなら、ぜひ弊社WEBサイトの採用ページから応募してもらえたらうれしいです。
仕事を通して関わった人が喜んでくれて、自分自身が豊かになる。そして、在りたい姿に近づいていく。
もちろん、仕事には厳しさも求められます。けれど、私自身、こうした日々はとても楽しいと思っています。