今年もやってまいりました大晦日。 2019年のNENMATSUも、野山よりお届けさせていただきます…!
それではいつもの流れで… 2019年を振り返らせてもらおうかなと思うのですが 今年は本当に、ホントに
ほ
ん
と
う
に
まじで マジだよまぢで
まじで会社全体がしんどい年でした。 (昨年もほどほどにしんどかったのですが、圧倒的にそれ以上でした…)
数年前から徐々に来ている流れではありましたが、 欧州のGDPR問題から、プライバシー対応に関する余波が生じ そこからSafariのITPも2.4まで進化しました。
いわゆるトラッキングがとれないと成果報酬型の広告は致命的なので とにかく開発リソースはITPを中心にしたリスク管理にシフト。
また、Google先生の検索結果上位表示アルゴリズムが大幅アップデート が今までの常識を覆すほどの基準のアップデートでして、 美容/健康のSEO領域に事業の相当リソースをふっていた我々としては 今まで注いできたモノが一気に機能しなくなるという事態に…。
Yahoo先生も、6月からはアフィサイトの出稿禁止の令を発動しますし、 その他アドネットワークも広告出稿基準はどんどん引き上がっていき ゲームのルールが物凄いスピードで変わっていく1年でした。 早急にゲームチェンジをしないと死ぬ、 という危機感をもち必死に生きていたら1年が過ぎていってしまったような感覚です。 (そのせいもあり、年始に宣言していた新しい検索の事業もチャレンジできずでした…)
加えて、a-worksは超未熟な組織です。 また、私の力が組織側というより事業側のほうが得意ということもあり この非常事態に、組織としてどう立ち向かっていくのか? その問いに明確な答えを打ち出す事ができず、自分の力不足を痛感した一年でした。
a-worksは、4年で売上が約10倍になった流れから 一気に拡大じゃーっという感じで舵を切ってきました。 そうなると事業の本質は大事にしつつとも、早く数字を大きく積むことが中心の話になりがちで、 今の組織の力を的確に把握して、適切な成長スピードをコントロールするというプロセスが 何よりも大事だったにも関わらず(これも今思えば、ですが)全く出来ていなかったからこそ とてもツギハギ感のある組織構造になったり運営方法になってたのかなと。
この現象って思い返せば、 2017年くらいから本質的には始まっており、 長い長いトンネルを抜けたと思ったら、今年も次のトンネルが待っていたという感じです…。
私でもこんな感覚で捉えてますから、 現場を担ってくれてるメンバーからしたらばもっと暗闇感があったのではと感じています。 実際に目を瞑って歩くって、歩き慣れた道でも相当怖いです。
結果、離職も非常に多かった年になりました。(つらい)
業績としても厳しく、色んな想いはあるものの形にならない日々は(つらい)
とっても情けなく思いました。
が、この経験が
私にとっては大きな気づきの機会になりました。
そもそも、a-worksは何の為に存在しようとているのか? 事業を通して何を成し遂げたいのか? 拡大することが是なのか?本当に大事なことは何か?
この問いをもとに、根本から事業への向き合い方を変えることができた事が 2019年の一番の収穫だったと感じています。
興味を持っていただけた方は、”代表メッセージ”をリニューアルしてますので 是非ご覧になっていただければ嬉しいです。
a-works代表メッセージ: https://www.a-works.asia/about/message/
また、大きく指針が定まったことから この想いを組織に落としていく、皆で信頼を元に創り上げていくという プロセスをセムコスタイルの永井さんにサポートを頂けたことも非常に大きく。
事業戦略図:https://www.a-works.asia/about/vision/
を創り上げ、”ビジョンアライメント”という形での 会社全員の意識統一と情報共有を図り組織構造の革新を行いました。
これが想像以上にハマった感があり、 皆がそれぞれを信頼し、高め合い、顧客の成果向上にコミットしている 状態が生まれつつある事に、これ以上ないほどの喜びを感じています。 (やっと、創業時から創りたかった組織ができつつある実感があるこの感動を大きな声で伝えたい苦笑)
また、事業構造の部分も、セムコスタイルの導入のおかげで よくある広告代理店ではなく、ブランド支援をする会社だというアイデンティティを得ることができたため、2020年は更にシャープなサービスやプロダクトを創り上げていくことができそうな感覚を得ております。
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このブログを読んでいただけている皆様、
2019年は本当に色々とありましたが皆様の支えのおかげで
厳しい中でも耐え抜くことができ、本当に大事なものが見えてきたように感じています。
いつも支えていただき、数字が厳しい中でも
信じて取引を続けていただき、たくさんの応援を頂きありがとうございました。
最後になりましたが、2020年は 信じていただけた皆様へ、a-worksに関わってくれた皆様へ、 もちろん私を信じてa-worksに残ってくれているメンバーへ。 少しでも恩返しができる年になるよう、日々精一杯考え、行動を続けていく年にしたいと思います。
来年も引き続き、何卒よろしくお願いします。
2019.12.31 野山大彰