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創立10周年記念!「a-works旅館〜恩返しの宴〜」開催のねらいと、これからへの想い。

2018年10月1日、a-worksは創立10周年を迎えました。
そこでお世話になっているクライアントのみなさまや、私たちの活動を支えてくださっているパートナーのみなさまへ感謝の気持ちを『すげぇ』お伝えしたく、2018年10月12日に「a-works旅館〜恩返しの宴〜」を開催しました。

当日のようすは、レポートやダイジェストムービーをご覧ください。

レポートはこちら

https://www.a-works.asia/awblog/life/3742.html/embed#?secret=cuuKHf5Zhx

ダイジェストムービーはこちら

この記事では、イベント開催にあたっての背景をご紹介。後半では、代表の野山へのインタビューも交えながら、a-worksが活動するうえで大切にしている考え方や、次の10年に向けた想いをお伝えしていきます。

10周年イベントで実現したかったこと

創立10周年を迎えるにあたって、お客さまやパートナーのみなさまへ感謝を伝える場をつくりたい。そんな想いから始まった10周年イベント。
しかし、それだけではなく、大きく2つの目標を掲げていました。

1.メンバー同士の本質的なコミュニケーション
2.お客さまやパートナーの方々との、業務や数字を超えたコミュニケーション

どちらにも登場している「コミュニケーション」という言葉。それぞれ、どんな意味なのかを解説していきますね。

1.メンバー同士の本質的なコミュニケーション

ふだん、それぞれの部署に分かれて、一人ひとりが異なる仕事をしているa-worksメンバーたち。部署内でのコミュニケーションはあっても、他部署との連携は限られたメンバーになりがちです。

ここで課題となるのが、言いたいことが言いづらくなるということです。

a-worksでは、社内連絡ツールとしてチャットを使っているので、メンバー同士のやりとりはPC上の文字コミュニケーションがメイン。
大事なことは対面で話すこともありますが、ふだんから関わることが少ないメンバー同士にとっては、相手がどんな仕事をしているのか、どんな想いで仕事をしているのかを知る機会が少なく、話し合いが必要になったときや、より良い組織づくりや会社のあり方を考えていくときに、本音を伝えることが難しくなります。
新しいメンバーがどんどん増えるにつれて、その課題はより顕著に表れます。

表面的なコミュニケーションだけの無機質な組織ではなく、人としての内面に向き合い、本質的な話をし合える関係性をつくりたい。

それを実現するために、日頃の業務とは異なる活動をすることによって、関わることが少ないメンバー同士のコミュニケーションや、より深い交流を促そうと考えました。

そこで企画したのが、今回の10周年イベント。
メンバー全員で同じ目的を共有して、イベントの運営・企画を行い、全員で恩返しをするというのは、a-worksにとっても初めての試みでした。

特に、メンバー全員でつくり上げた「a-worksねぶたプロジェクト」では、新しいコミュニケーションが次々と生まれていました。
手作業でねぶたをつくりながら会話が盛り上がり、お互いの新しい一面を知ったり、相手の内面をより深く知ったり。オフィスでの通常業務にはない、一歩深いコミュニケーションの場となりました。


ねぶたづくりを進めながら、お互いの趣味やホットな話題など、いろんな会話が飛び交っていました。

さらに約半年間かけて、全員でイベントをつくり上げたことで、メンバー同士の一体感が高まり、次への10年をみんなで描けるようになったと感じています。こんな会社にしたいな、こんなことをしていきたいなといった想いや考えをメンバー同士で共有しながら、全員で高みをめざして進んでいくチームづくりにつながりました。

2.お客さまやパートナーの方々との、業務や数字を超えたコミュニケーション

a-worksメンバーの関わりだけでなく、社外のみなさまとの関係性もより良いものにしたい。
そこで、直接お客さまと関わりながら仕事をしている「クライアント担当メンバー」と、総務や人事などを担当している「バックオフィスメンバー」それぞれの立場において、関わってくださっているみなさまとのコミュニケーション活性化をめざしました。

●クライアント担当メンバーとお客さまとの関わり
私たちと関わってくださっているお客さまのなかには、a-works本社がある大阪のほか、東京や福岡など離れた場所を拠点とされている方も多くいらっしゃいます。
なるべく対面でお話をしたいところですが、どうしてもオンラインでのやりとりが多くなります。

だからこそ、直接感謝の気持ちを伝えて、人として向き合う場をつくることで、業務や数字だけのつながりではなく、より深い関係性づくりにつなげたいという想いがありました。

●バックオフィスメンバーとみなさまとの関わり
バックオフィスメンバーにとっては、a-worksがどんな人たちに支えられているのか、どんな人たちと仕事をしているのか、社外の方がどんな想いで仕事をされているのかといったことを知る機会は多くありません。

日々、懸命に仕事に励んでいても、自分の仕事は誰に向けてアウトプットしているものなのか、誰に喜んでもらうためにやってるのか、見失いそうになることもあるかもしれません。

そこでイベントを開催し、関わってくださっているお客さまやパートナーのみなさまと直接お会いして、コミュニケーションをとることで、自分の仕事の先にあるつながりをイメージしてもらいたい。
a-worksのビジョンである「素敵な人たちから、求められ続ける会社になろう」にある「素敵な人たち」を具体的に理解してもらうことで、仕事へのやりがいやモチベーションを高めてもらいたいと考えていました。


仕事場とは異なる環境で交流することより会話がはずみ、今後の仕事にも活きるより良い関係性が育まれていました。

社内外から期待を超える反響があった!

そういった想いをもとに、企画を進めていった10周年イベント。
イベントを終えて、社内外からうれしい声をいただくことができました。

まずはa-worksメンバーの声から。

●メンバー同士のコミュニケーション
「準備を進めるなかで、メンバーと話す機会が多く、趣味や意外な一面を知ることができました。」

●クライアント担当メンバー
「イベント中に、クライアントの方から仕事への感想やご意見を聞かせていただくことができて良かったです。和やかなムードだったので話しやすく、会話も盛り上がりました。」

●バックオフィスメンバー
「a-worksに関わりのある方々と直接お話できたことで、この方々を想って仕事をしようという気持ちがわきました。」

そしてお客さまやパートナーの方々からも、多くの声をいただきました。
特に、近年新しくお付き合いを始めさせていただいたお客さま。
a-worksの事業は理解いただいていても、私たちがどんな想いで仕事をしていて、どんな未来をめざしているのか、具体的な内面まで知っていただく機会はなかなかありませんでした。

「おもてなしにすごく感動した!」
「交流を通してメンバーの方の意外な一面を知れました」
「素敵なメンバーですね」

といったうれしい感想や、

「こんなすごいことができる組織はない。どうすればメンバー全員で未来に向かって前進できるのか教えてほしい!」

といったお話もいただきました。

さらには、SNSで当日の様子を拡散していただいたり、わざわざお手紙を送っていただいたりなど、イベント前には予想もしなかった反響がありました。


ゲストの皆様からいただいたお手紙。

a-worksの活動のベースにあるものとは?野山社長インタビュー

イベントの背景をご紹介したところで、ここからは、野山社長へのインタビューを掲載。a-worksが活動をするうえで大切にしていることや、次の10年への想いを語ってもらいました。

a-worksの活動をブログにのこすことで、人事ブランドの確立につなげる。

ー 今回のイベントは、私たちの理念「すげぇことをしよう!」を実現できた場でもあったと思います。ただイベントを開催しただけではなく、こうして当日の様子やイベントの背景をブログにのこしていることにも意味があると感じていますが、あらためて、野山社長ご自身の考えを教えてください。

野山:
こうした活動の背景をブログにのこしていきたい理由は、「人事ブランド」を高めたいという想いがあるからです。まず、ブランドとは何か。僕自身もいろんな人から教えてもらったことなんですけど、ブランドって、約束と信頼で成り立っていると思うんですね。
たとえば、誰もが知っている有名ブランドで購入したプレゼントは、ほぼ100%喜んでもらえるでしょう。贈り主としては、「有名ブランドなら間違いない、きっと喜んでくれるだろう」というブランドへの信頼があるわけです。一方、ブランド側からすると、「これまでたくさんの人に喜んできてもらえたから、私たちのブランドなら間違いない。価値を提供できます」と、消費者へ約束できる。
これがブランドが成り立っている状態です。

ー なるほど、ブランドというのは双方の間に、信頼と約束がある状態ということですね。その状態を確立させるには、どうしたら良いのでしょうか。

野山:
ブランドには、創業から現在に至るまでの長い時間のなかで、いろんな人に喜んできてもらえたストーリーがあるわけです。たくさんの人に価値を提供して、喜んでもらったという積み重ねがある。その実績が充実しているほど、約束と信頼の確度が髙いんですね。

ー それと、a-worksの人事ブランドとの関わりはどういったところにあるのでしょうか。

野山:
まず、僕らが「すげぇことをしよう!」を理念として活動しているなかで、多くの人が豊かになっている状態をつくりたいんですね。それは、社内メンバーも、社外の方々も、そして将来僕らの仲間になってくれる新しいメンバーもです。
a-worksに来てくれた人たちが、実際に豊かになり、人生を楽しく過ごしている。おもしろいことをやりながらも、しっかりと経済的にも豊かになっている。これってすごいでしょってことを、新メンバーの採用段階において発信していくことで、a-worksブランドの約束と信頼を高めていきたいんです。

ー a-worksと、a-worksに興味をもってくださっている方との関係性づくりということですね。

野山:
そうです。「a-worksで活動することで、道徳的にも経済的にも豊かな人生を実現できますよ」というa-worksから応募者へ向けた約束と、「a-worksで働いたらすげぇことできそう!楽しそう!豊かな人生を歩めそう!」という応募者からa-worksに向けた信頼。この関係性をより強く築いていきたいですね。

ー 採用を重要視する理由は何でしょうか。

野山:
ベンチャー企業が成長するうえで大切なのは、いかに素敵な人たちを集めるかということです。成長とは、単に利益を伸ばすことだけではない。会社は、ビジョンを実現するために存在するものであって、ビジョン実現の原動力となるのは「人」です。
ビジョンを実現し、経済的にも成長し続けていく組織であるためにも、人事ブランドを高めて、素敵な人たちに来てほしいと思っています。

ー そこで、ブログにのこすということが大切になるわけですね。

野山:
そう。人事ブランドを高めていくために大事なのは、「a-worksではこんなおもしろいことをしていますよ、みんな豊かになっていますよ」というストーリーを発信し続けること。そして、「a-worksに入社すればおもしろいことができそうだ、豊かになれそうだ」と思ってもらうこと。僕たちの活動や想いに共感してもらった人たちと一緒に、新しいストーリーを刻んでいきたいですね。

10周年イベントは瞬発的な楽しさだけではなく、永続的に価値を生み出し続けるための投資。

ー 今回の10周年イベントでは、感謝の気持ちを伝えるだけではなく、社内外のコミュニケーションの活性化につなげたり、それにより仕事の質を向上させたりなど、今後の経営活動にも活きるイベントだったと思います。この背景には、野山社長のどのような考えがあったのでしょうか。

野山:
僕がいつもみんなに言っているように、「道徳と経済のバランス」がとても重要だと思っています。これは、今回のイベントだけではなく、a-worksの活動すべてに共通することで、二宮金次郎さんの考えを参考にしています。
具体的にどういうことかというと、「お金はないけどまわりに優しくしたいね」というのは、もはや寝言です。気持ちは分かるけど、本当に実現できるのか、継続できるかというと、現実的にはお金がないと難しいですよね。これが、道徳面に偏っている状態。
逆に経済に偏ってしまうと、「人や社会はどうでもいい、金さえあればいいんです」という状態。これを金次郎さんは、罪だと言ってます。

大切なのは、寝言にもならず、罪にもならず、道徳と経済のバランスを取りながら、価値を生み出していくことです。

この場合に、僕らの理念「すげぇことしよう!」とか、ビジョン「素敵な人たちから、求められ続ける会社になろう」というのは道徳の話なんですね。感謝を伝えよう、イベントをしようというのも、道徳です。どれだけ感謝を伝えても、次の10年に向けて仕事の質や価値を高めていかないと、それは寝言になってしまうということです。

ー ただ楽しいだけでは終わらない、将来に向けた投資としてのイベントだったということですね。

野山:
そうです。そこからさらに、バランスを高め合い続けるということが大事だと思っています。道徳と経済のバランスを5:5でとっていたなら、次は10:10をめざす。さらに20:20というように、どんどん高くしていく。そうすることで、仕事の質もぐんと高まると思います。

ー バランスを高め合い続けることで、どんな未来を描いていきたいとお考えなのでしょうか。

野山:
バランスがとれた人を増やしていきたいですね。自分はこうありたいなという姿や、こんな価値を生み出していきたいという道徳面を考えて実現し、さらに経済面でも結果を出すことができる人。そんなあり方を描ける人が、僕は豊かだなと思っています。
それに、こんな生き方ができる人は、世の中に出せる価値も高いと思うんですよね。目の前のタスクリストをこなすのではなく、関わってくれている人が本当に求めていることを実現して、経済をつくり、人の考え方や社会をも変えていく。それができたら、すごくおもしろい。そんなあり方や人生を実現する人を増やしていきたいというのが、僕自身の人生におけるミッションというか、使命みたいなものだと思ってます。

これまでにない新しい考え方やアプローチで、価値をつくっていきたい。

ー 次の10年に向けて、あらためてa-worksとしての方針を教えていただけますか。

野山:
世の中に提供する価値の質と量を高めていきたいです。それも、今までになかった概念や、驚くようなアプローチで。まだ誰も経験していないような新しいものにこそ、本当の感動が宿ると思うんです。そういった「未知の概念」に踏み込んでいきながら、新しい価値を生み出せる人を増やしていきたいですね。

ー未知の概念。もう少し具体的に教えていただけますか?

野山:
「未知の概念」というのは先述したとおり、まだ誰もやっていないことや、誰も経験していないことを指します。それに対して「既知の概念」というのは、これまでに見たことがある、経験したことがあることを言います。
たとえば人って、既に経験したことに対しては、驚きや感動ってあまりないでしょう。結果を予想できてしまう。でも、これまで見たことない、知らない、思いもしないような出来事に出会うと、「こんなことができるの!?まじで!?すげえ!!」って思うことがあるじゃないですか。「未知の概念」には、そういった驚きや大きな感動があるんですね。だから僕たちは、誰もやっていないような新しいことにどんどん挑戦していきたい。みんなの期待や予想を上回る活動をしていきたいです。

ー具体的な活動イメージなどはありますか。

野山:
広告代理業を事業の柱とするうえで、これまではメディアさんとのつながりを築いてきました。これからは、他領域にも大きく踏み出しながら、新しい価値を次々に提示していきたいですね。その一環で実現したのが、今回の10周年イベントでした。「周年パーティでここまでやるの!?」と驚いてもらえるくらいの企画を盛り込んだつもりです。このようなイベントひとつとっても、他の人がやらないようなことに取り組んでいきたいですね。