2018年初夏、a-works一同はオーストラリア”ケアンズ”へ社員旅行に行ってきましたー!
青い海、愛くるしいコアラ、バブリーなカジノなど、楽しかった旅の思い出の総括をさせていただきたいところですが・・・
・・・ですが!!
今回の旅行のテーマは日常業務から離れた環境で、普段はできないコミュニケーションをとること。
「ただの観光ではなく有意義な社員旅行をしたい」
「社員旅行をつうじて社内を活性化したい」
そこで、新しいコミュニケーションを促進すべく初めての取り組みをしたので、どんなことをしたのかを参加したメンバーの感想と合わせてお届けします。
大事なのはコミュニケーションのタネまき!こんなことしました
交流のための社員旅行を謳いながら、結局いつもの仲間で固まって、無難な会話に終始してしまう、というのは主催側の悩みあるあるじゃないでしょうか。
旅行という”自由に交流できる場”を提供するだけでは、案外不十分なんですね。
普段とは違う人のミックス、普段ならできない会話を実現するには、きっかけとテーマの種まきが必要なんじゃないか、という仮説のもと、今回の社員旅行ではこんな仕掛けを用意しました。
【その1】ひとり1ミッションの社長指令を配布
旅行のはじめに、一人ずつ内容の異なる秘密の交流ミッションを配布。
内容は「◯◯さんとこんなテーマで話しあってみて!」とか「同じグループになった人たちのコミュニケーションを中心になって促進して!」などなど。
社長の指令という強制力と、みんなの共通認識があることで、普段の枠を越えたコミュニケーションへのためらいがなくなることを狙いました。
【その2】LINEで各グループの様子をリアルタイム共有
今回の旅行は全体行動を減らして、自由時間と少人数のグループに分かれてのアクティビティを多めにとりました。
そこでみんなにお願いしたのが、アクティビティごとにLINEアルバムを作成して、その間の行動をほぼリアルタイムでアップして共有すること。
同じアクティビティをしたメンバーどうしに会話が生まれるのは当然ですが、LINEアルバムを通じて様子が伝わることで、一緒に行動していないメンバーとの会話のきっかけが生まれました。
こんな風にケアンズ観光を満喫しつつも・・・
https://docs.google.com/presentation/d/e/2PACX-1vQ7KNcRIei2j2vtQ_LDUu_ea5jgQWU4XPRpvDiIg01d9Bv6odjlCeUPgLx7EL7xFA7pWcSQ8BKGVtcm/embed?start=false&loop=false&delayms=3000
着実に交流が進んでいきました!
新しいコミュニケーションは生まれたのか?帰国後のアンケートで効果検証
ひとり平均4.3人の新しい交流を達成!
これが普段の業務内でのコミュニケーション経路。
どうしてもチームで固まってしまったり、特定の人との連携に偏りますね。
そして、こちらが旅行中の様子!
人のつながりがめちゃくちゃ多様になったのがわかりますね。
旅行のよかったポイント第1位「メンバーとの交流」
「外に出て五感が戻ってきた」
「英語が使えて楽しかった」
「人生初の海外旅行で度胸がついた」
など、海外という環境やアクティビティそのものから刺激を受けたという声も多数あったのですが、圧倒的にメンバーとの交流に価値を感じている人が多かったです。
LINEアルバムからみんなが楽しんでいる様子が伝わってきてよかったです!長い時間仕事以外の話しをたくさんしながら一緒に過ごしたことで、なんとなく家族や友達に近い関係になれた気がします
社長指令があったので、「より多くの人とコミュニケーションを取って、自分がどうあるべきか考える旅行にしよう!」と強く意識付けられました。いろんな方の仕事に対する考え方を知るなかで、自分の仕事に対する向き合い方が変わりました
社員旅行のテーマをしっかりと「コミュニケーション」に固定し、仕掛けも用意したことで、メンバーにも目的意識が生まれ、結果旅行の満足度が上がる、という波及効果もあったみたいです。
交流の効果はどんな風に日常業務に生きてる?みんなに聞いてみた
a-worksではこの2年ほど社員旅行をお休みしていたのですが、日常業務から離れて部署を超えて交流できる機会が必要だ!ということで、再開することになった経緯があります。
・各自に案件が丸ごと任される業務の独立性の高さ
・JOBローテーションがないため他部署が何をやっているのかよくわからない
という組織構造がもともとあり、さらに
・東京と大阪2拠点になり物理的に顔を合わせないメンバーが増えた
・新しいメンバーが次々入ってくる
という追加要因によって、少人数の頃の親密性を感じづらくなり、自由なコミュニケーションが生まれにくい状況が加速してしまいました。
社員旅行でのコミュニケーションで、そこにどんな変化があったのかメンバーにヒアリングしてみました!
だれにでも気軽に相談できるようなった!
入社して間もない頃でしたので、なんとなくオフィスで縮こまっていたところがありましたが、皆さんと旅行を通してコミュニケーションできたおかげで、リラックスして業務に取り組めています
普段東京にいるので、初めてコミュニケーション取れた人も多くてよかったです。一度顔を合わせていると、どんな人と喋っているのかイメージできるので、仕事がスムーズです。顔が見えるって、本当に大事って痛感しました!
お互いのことを知っている安心感があるだけで、話しかけるハードルがグッと下がり、チーム外のメンバーにも気軽に相談出来るようになった、という声が複数集まりました。
話す内容よりも、「話したことがある」というのがポイントになるようです。
そのため、リアルタイムのLINEアルバム共有のような”共通の話題作り”は有効な仕掛けだと思います。
部署をまたいだ新しい連携が生まれた
距離感を感じていた他部署のメンバーと雑談交じりに色々話しているうちに、考えてることは案外近いことがわかりました。単にコミュニケーション足りてないから理解が薄かったんだなと。前よりすごく話しやすくなって、新プロダクトの話なんかを気軽にし合えるようになりました
私は社歴が長いので、旅行前は新人さんからは話しかけづらい存在だったかなぁと思います。それが今では、広告運用の新人さんたちから、広告のクリエイティブ相談を気軽にもらえるようになりました。非日常の体験を一緒に経験した影響でしょうか
雑談のワイワイしたトーンのまま、それぞれの仕事の話題になることも多かったので、実務トークとは違う、大きなテーマで話し合うことも簡単にできたようです。
自分の仕事と相手の仕事のつながりがわかったおかげで、積極的なフィードバックや学びあいの輪が生まれたという声も!
得た情報を仕事に活用
社長指令で交流した方(他部署)に社外の方との交流のコツを教えてもらい、業務で活用しています!自分の肌にも合っていて、社外の方と前向きに接することができるようになりました
社内の人のバックグラウンド、好きなもの、趣味、など普段話さない会話ができたので、自分の商材のインサイト等を考える際に、あの人がそういえばこれのユーザーに近い!などで質問したりしてます
部署をまたいだナレッジの共有があったり、メンバーについて知ったことを、意外な方向で役立てている人もいました。
まとめ
今回の試みを通じて、社員旅行をコミュニケーションの機会として活用してもらうには、
・最初に旅行の目的をメンバー全員で共有する
・成り行きに任せず交流をデザインする
ことが重要だということがわかりました。
効率化や時短、集中が重要視される日常業務では、仕事に直結しない会話は無駄なものとして切り捨てられがちだし、相手の時間を奪わないよう遠慮しがち。
今回の社員旅行では、そうした日常で不足していたコミュニケーションが非日常の中で取り戻せた実感があります。
旅行自体が交流を促進する土台だから、ちょっとしたアイディアと仕掛けだけでも大きく結果が出るので試してみる価値アリですよ!