こんにちは!a-worksの山口です。2025年1月でa-worksを退職することになり、退職ブログを書かせていただくことになりました。
あまりこれまで言ってこなかったことも赤裸々に書こうと思うので(笑)、これから転職を考え迷っている方や、a-worksに少しでも興味を持ってくださっている方の参考になれば幸いです。
入社してから変化した、仕事に対する姿勢
【山口の経歴】
2015年|神戸大学を卒業後、大手保険会社の商品企画部で社会人スタート
2018年|a-worksへ人事担当として転職、採用や広報など幅広く担当
2022年|コーポレートチームへ異動、人事と並行して経理を担当
最初に、a-worksへ入社することになった経緯を簡単に。新卒の就活時は恥ずかしい話ですが本当にやる気がなくて、できることなら就職したくないとさえ思っていたクズっぷりでした。そんな中でも型にはめ込んだような就活で、なんとか某大企業から内定をもらえました。
安定の大企業からa-worksへ転職した理由
とてもいい会社だったのですが、自分のやりたいこともろくにわからず選んだ会社で楽しく働けるはずもなく、入社3年が経った頃から徐々に自分の将来に不安を感じ始めました。新しいことに挑戦するなら絶対に早い方がいいと思い、その時興味を持っていた採用関係の職種に絞って転職活動を開始。
なんとなく会社を探し始めましたが当然現実は甘くなく、何社か選考を受けるもなかなか自分が行きたいと思う会社から内定はいただけず・・・。これからどうしようと思っていた時にご縁があって、a-worksと出会いました。正直、こんなベンチャー企業で自分はやっていけるんだろうかという不安もありました。でも、選考を受ける中で会社の考え方や方向性に共感して、あと今だから言える話ですが「とにかくがむしゃらにやってみて、無理だったらその時考えよう」という勢いもあって、a-worksへの入社を決めました。
思ってる100倍大変な環境で自分の固定概念をぶち壊す
ワクワク半分、不安半分という気持ちで働き始めましたが、初めての職種、ゼロから作る人間関係に加えて、ベンチャー的な社風に最初は圧倒されました。何がわからないのかもわからない、マニュアルはない、みんな忙しくて聞けない。そんな中で死にそうになりながらも「早く価値を出せるようにならなきゃ」と、とにかく食らいつきました。
当時はとにかく仕事を頑張ろうと思っていたので、24時間365日…とまではいかないですが、仕事中心の毎日を送っていました。そのおかげもあってか、少しずつ仕事や環境に慣れていくことができました。
やっていく内に業務幅も広がっていき、採用のお仕事だけではなく社内行事の企画・運営、ブログ執筆、広報制作物のディレクション、社長の日程調整や会議の書記といった秘書的な業務、経理業務等々。本当に様々な業務に携わらせていただきました。
a-worksに入社してからは意外と言われることが多いですが、元々は「同じ領域の仕事を深くやりたいな」「やったことのない仕事は不安だな」と思うタイプの人間で、新しいことをするのは超ハードルが高かったんです。でも、やってみるとそんなに苦手でもないなと思えている自分がいて。
その時に「苦手って自分で勝手に決めつけてたんや」と気が付きました。それまでの自分は何をするにしてもすごくびびりだったし、周りからどう思われているのかが気になってしまうタイプだったので、それが原因で成長機会を逃していたんだと思います。でも、よくよく考えたら失敗しても大抵のことはなんとかなるし、やってみたらおもしろみもあり学びもある。いろんなことを任せてもらえる環境に身を置くことでわかったことでした。
仕事でミスをして野山さんに謝った時に「誰も死んでないから大丈夫や!」って言われたことを思い出します(笑)
元々、採用業務をやりたいと思っていた頃に考えていたキャリアとは違うものになっていますが、それもa-worksでの経験があって、自分の考えが変化しての結果だと思います。いろんな経験をさせてもらったことに感謝しています。
“当事者意識”は自分で全部やることではない
もう1つ、a-worksでの仕事を通じて学びになったのは“当事者意識を持つ”とはどういうことなのか?を理解して仕事をすることです。前職でも意識はしていましたが、40名規模のa-worksへ転職してきて、社歴や経験に関わらず当事者意識を持って働かないといけないという認識はより強くなりました。
そんな中で、入社2年目頃からは異動や配置転換があり、野山さんの直属でお仕事をさせていただいておりました。その頃は特に「社長に余計な負担をかけてはいけない」と思い、“当事者意識”をはき違えて、いろんな仕事を全部1人で抱え込むようになってしまっていました。当時はどこのチームに所属もしていなかったので周りに相談もせず、「これは会社にとって本当に最適な答えなのか?」を判断する力量もないくせに、あらゆることを自分で判断して自分で進めないといけない、と勝手に考えてしまっていました。
ちょっとだけ仕事が辛くなったタイミングもあったのですが、野山さんや会社の先輩たちにたくさん助けていただいて、前提としてみんな味方だったんだということに気付きました(当たり前!)。
「私の仕事はこれだから」と言って決まったこと以外をやらないのは論外です。でも、“当事者意識を持つ”とは、会社の目的達成に向けて1人1人が自分ごととして捉えて、全員で頑張ることなんだとその時思いました。そこからは、なんでもかんでも自分の責任と抱え込むことはなくなりましたが、仮に自分が意思決定者なら、どういう理由でどんな判断をするか?という視点で、常に自分なりの考えやアイディアは持つように心がけています。
自分自身に向き合い気付いた、仕事をする理由
仕事での学びはもちろん、個人的にすごく変化があったなと感じているのは、自分の人生に対する向き合い方です。
入社前~今でも問われる「どうありたいか」
a-worksの面接でも、入社後も「どうありたいか」という質問を何度もされました。自分の人生において、という意味でも、仕事の具体的な1つの判断においても。とにかく考える機会が多かったです。
私の場合、野山さんの直轄で働いていた期間が長かったこともあり、具体業務以外にも「私自身がどうしていきたいか?」についてたくさん対話をしていただきました。その中で、自分の才能はなんなのか?どういう仕事なら会社に価値を出しつつ、自分自身の成長にも繋がる働き方ができるのか?にちゃんと向き合うことができました。
「そんなんみんな考えてるわ!」って感じかもしれませんが、自分の場合、考えているようで考えられていなかったというか。心のどこかで「楽しく働く」「仕事にやりがいを感じる」みたいなことは、仕事一筋でバリバリ働きまくりたい人にだけ適用されることで、自分には関係ないことと思っていたのかもしれないです。
何をするかではなく、どんな人と関わりながら働くか
私は根本的に緩くのんびり生きていきたいタイプで、昇進も昇給もそんなに興味がないし、自分で事業を作るとかもあんまりピンとこない人間です。それは今も変わってません。朝も布団から出れないですし、人と長く過ごすとしんどくなってしまう結構な社会不適合者です(笑)
でも、それとはまた別で他者に貢献したい、役に立ちたいという思いは強く、そのために自分が責任もってやるべきことは何がなんでもやり切ろうという根性だけはあるんじゃないかと思っています。どんなにハードでも、自分には到底できないと思える仕事でも、とにかくやってみる。勉強する。そして、あらゆる手を使ってでも完遂できるように最後まで頑張り抜く、ということだけはすごく意識していました。
なぜそこまで仕事に向き合えたのかというと、自分自身と向き合う中で、何を大切にしたいかが少しずつわかってきたからだと思います。具体的にどんな仕事をするのか?よりも、どんな人たちのために働くのか?を大事にしたい。自分が大きなことを成し遂げるより、目標に向かって頑張っている人など、志を強く持っている人のためになりたい。そんな気持ちが強く、そこを仕事と連動させながら生きれると、自分としても幸せなんじゃないかなと考えるようになりました。
会社にとって価値を出せているということは大前提ですが、その上で、自分みたいな人間でも役に立てることがあると思ったし、そこに“お金を稼ぐ手段”以上の働く理由があったと思います。そういったことに向き合う機会をくださったことにも、とても感謝しています。
これからもa-worksと関わり続けたい
最後に、なぜa-worksを辞めるのかを今更書きます(笑)
元a-works社員でもある夫が会社を立ち上げ、これから頑張り時ということもあり、今後できるサポートをしていきたいなと考えています。本当に勝手な理由ではあるのですが、野山さん含めa-worksのメンバーとも話し合い、応援してくださると言ってくれており、このタイミングでの退職となりました。
a-worksメンバーには仕事はもちろんなのですが、プライベートでもめちゃくちゃ仲良くしてもらっていて、仕事終わりに飲みに行き、釣り、ワーケーション、テニス、ゴルフと本当にお世話になりました。夜遅くまで働いて、特に約束し合わせたわけでもなくみんなで鳥貴族に行っていた頃も懐かしいです(笑)
社員ではなくなるのですが、何かしらの形で恩返しはしていきたいですし、プライベートでもこれからも仲良くしてくださるとありがたいです。
改めて、みなさまありがとうございました!これからもよろしくお願いします。