19年10月に公開した【働くパパ座談会】の記事が好評との声を受け、二匹目のドジョウを狙えとばかりに「働くママ座談会」を実施する運びとなりました!(パチパチパチパチ)
今回登場いただくのは、事務のスペシャリストとして働く3人のママたち。現在はみな時短勤務で働いています。
時短勤務とはいえ、仕事に求めるレベルの高さは変わらないのがa-works。(ゆるふわカンパニーと思われることも多いヘイシャですが、実は割と仕事ゴリゴリカンパニーなんです…!)
みなさん、子育てと仕事を両立させながらどのように働いているのか?リモートワークってぶっちゃけどうなの?今後思い描いているキャリアってなに?などなど、ざっくばらんに聞いてみました。
時短勤務は時間勝負!子どもの体調管理が最重要
リモートワーク化によって、時間を有意義に使えるように
子どもがいるって特別じゃない
a-worksは働き方が先、制度は後
会社からの信頼が、いいプレッシャーに
これから先の働き方も自分次第
- 時短勤務は時間勝負!子どもの体調管理が最重要
- リモートワーク化によって、時間を有意義に使えるように
- 子どもがいるって特別じゃない
- a-worksは働き方が先、制度は後
- 会社からの信頼が、いいプレッシャーに
- これから先の働き方も自分次第
- 座談会を振り返って
時短勤務は時間勝負!子どもの体調管理が最重要
ーー現在みなさんは時短勤務を選択されていますが、フルタイムと比べて仕事に向き合う姿勢に変化はありました?
谷口:仕事そのものへの考え方は変わってないですね。逆に、「限られた時間でいかに効率よく仕事をするか」を考えるようになりました。
西江:子育て目線で言うと、仕事に穴を空けないために子どもの体調管理にめちゃくちゃ気をつかいます。
谷口:すごくわかる(笑)自分が風邪を引くよりも、子どもが熱を出すほうが厄介。
西江:予定がぜんぶ狂いますもんね…。
高橋:予定管理は死活問題。ヌケがないよう、子どもの予定と仕事の予定を一緒に管理しています。2人の子どもの保育園が別になってしまったので、行事の日程も違って…。
西江:それは大変そう!
谷口:子どもがいるといろんな制限があるから、フルタイムで働いていたときより、今のほうが仕事に対してストイックかもしれない…(笑)
ーー時短勤務で仕事をこなすために、どんな工夫をされていますか?
谷口:新しい仕事に取り掛かる前にはまず全体を見通して、やるべきことと期限を設定します。次に、それを実現するために、どう進めるべきかを考える。そうするとおのずと、絶対に必要な業務とそうでない業務が見えてくる。
時短勤務においては、「いらない業務をしない」というのが、パフォーマンスを保つコツかもしれません。
高橋:優先順位は常に気にするようにしています。まずは、緊急性の高いものや期限が迫っているものを素早く判断することが大切。あとは、業務のなかで「こんな仕組みやマニュアルがあったらもっと効率がよくなるかも」と気づいたものは、心の中の「時間があるときにやるリスト」に入れています。
西江:残業ができないので、同僚と密にコミュニケーション取ることを心がけていますね。毎日、仕事が始まる前には業務の分担を確認して、終業の1時間くらい前には進捗を報告。引き継いでもらう場合は、細かい部分までしっかり伝えるようにしています。
谷口:仕事を円滑に進めるうえで、コミュニケーションは本当に大切だと思います。バックオフィスは会社全体にかかわる部署なので、それぞれのグループの文化や背景を見聞きする機会を意識して設けるようにしています。
リモートワーク化によって、時間を有意義に使えるように
ーー2020年4月から、a-worksはリモートワークに移行しました。まもなく1年が経ちますが、率直な感想をうかがってもいいですか?
西江:わたしはリモートワークのほうが仕事しやすいですね。いつ宅配が来ても受け取れますし(笑)
高橋:わたしもリモートワーク賛成派です。お昼休みに家事をしてみたり、買い物に出てみたり。最近は、これまで出退勤に充てていた時間を使ってヨガを始めてみました。リモートワークになってから、以前よりも時間を有意義に使えていると思います。
谷口:出社が禁止されているわけではないので、集中して仕事をしたい日はあえて出勤することもありますし、基本的には自由なんですよね。選択肢が増えただけ、と捉えているメンバーも多いかもしれません。
高橋:リモートワークの導入とあわせてコアタイムが撤廃になったことも、かなり助かっています。予防接種など、子どもの用事が中途半端な時間に入っちゃうとこれまでは有休を取るしかなかったんですけど、今は用事に合わせて出退勤時間や休憩時間を変えられるので。
谷口:仕事の合間に料理もできるしね。
高橋:わたしはこないだ小豆を炊きながら仕事してました。弱火をキープしつつ、仕事の合間に小豆の様子をチェックできるんで(笑)
ただ、子どもが家にいるとリモートワークはなかなか難しいですね。別の部屋で仕事をしていても「ママなにやってるのー」って子どもが探しに来るし、マウスはすぐに取られるし。
西江:あーわかります。子どもって、なんでおもちゃよりも大人が使ってる機械が好きなんですかね(苦笑)
谷口:最近は子どものマイブームが「スイッチを押すこと」なんですが、いちいち抱っこするのが面倒で。子どもの背に合わせたダミースイッチをつくって、本物のスイッチと連動させて本当に電気が点くようにしました(笑)
ーー谷口家のライフハックのレベルが高すぎます(笑)
子どもがいるって特別じゃない
ーー子育てをしながらの仕事は、しんどいなって思うときはありますか?
高橋:いや…どちらかと言うと育児のほうがしんどいです(笑)
西江:同じく(笑)
谷口:子どもは可愛いけど、ちょっとは離れる時間がほしいですよね。働いている時間は、わたしは自由だ!って思う(笑)自分にとってa-worksがポジティブな環境だから、そう思えるのかもしれないですけど。
西江:a-worksって、本当の意味で自由と責任が両立している職場だと思うんですよね。時短勤務もリモートワークも、好きな働き方を認めてくれるのは、「西江なら大丈夫」と信頼してもらっている証でもある。その反面、時短だからこれくらいの仕事しかできません、という甘えを見せてしまったら信頼関係は一気に崩れてしまうんだろうなというプレッシャーは常にあります。
谷口:経営方針では「何を考えて、何をしたのか“のみ”を評価する」と明示されていて、それはどんな勤務形態だろうが変わりません。時短勤務だからと求められる仕事レベルが下がるわけではありませんし、時短だからラクできるわという感じではぜんぜんない。
参考:2021年3月刷新「a-worksが掲げる7つの経営方針」
高橋:人生の軸に仕事を置いている人、仕事をがんばりたいんだってメンバーが多い会社だと思んですよね。みなそれぞれが「自分の役割以上の仕事をしよう」という姿勢があるから、自由が叶えられているんだと思います。
西江:だからこそ、自分が自由に働くためには、仕事をがんばって成果を出すことが大切だなと。時短勤務だと、どうしても人に頼らざるを得ない部分が出てきてしまうんですけど、そのぶんほかで高いパフォーマンスを発揮しようと意識しながら仕事をしています。
谷口:一方で、万が一トラブルがあったときは周囲がそれを受け入れてくれるという安心感もありますね。子どもが風邪引いたとか、妊娠中にちょっと調子悪かったときには、男女を問わず「早く帰って休みや!」って言ってくれます。
高橋:社内のメンバーと話していると、「多様な働き方は誰しも必要」という共通認識を持っている気がします。わたしたちは育児中だから時短勤務を選択しているけれど、結婚や育児以外にも、自分がケガをしてしまって思うように働けないとか、家族を介護しないといけないとか、“働き方を変えなければいけない”という場面が自分にも起こりうる可能性がある。多様な働き方は、決して他人事ではない、って。
谷口:ライフステージの変化って予想できるようでできないし、自分がいつ困った立場になるかなんてわからない。そうした考えがベースにあるから、みんな「子どもがいるのは特別じゃない」と思っているんじゃないかな。お互い、本当にシンプルに「困っているなら助けましょうか」という感じ。嫌味も恩着せがましさもないので、それはすごくラクですね。
a-worksは働き方が先、制度は後
ーー周囲に目を向けると、新しい働き方への理想はあっても、なかなか実行に移せないという企業も多いように感じます。
西江:そう言われると、a-worksって「どういう会社でありたいか」を実現するために制度を合わせていく感じですね。
谷口:誰かからの「こう働きたい」があって、それが、ほかのメンバーにとっても会社的にもメリットのある内容であれば「じゃあこの制度をつくろうか」とか「もとからある制度をカスタマイズしましょうか」となる。だから、新しい制度ができるときは活用されることが前提です。
とはいえ変化のスピードが早くて急な話も多いので、制度を整えるバックオフィスはけっこう大変なんですけどね(笑)
西江:就業規則もめっちゃ更新されていくし(笑)
高橋:制度や規則ありき、というほうが一般的だとは思うんですけど、きっちりとルールを決めたからって、全員がそのルールに当てはまるわけではないですし。
谷口:a-worksはとにかく「実態ありき」ですね。一人ひとりが、どうしたいかをきちんと言える会社。だからバックオフィスとして、誰かが進みたいと思う方向があって、今後それを選択したい人がいるなら、きちんとその道を舗装しておきたいなと思っています。
西江:定期的に、会社全体のことを話し合うガバナンスミーティング※があるので、「こういう働き方がしたい」といった意見が言いやすいですね。そうした土壌があるから、現場の声が制度に反映されやすいのかなと思います。
※ガバナンスミーティング:会社全体のルール作りや新しい取り組みなど、組織をよりよくするために設けられた会議体。その日のテーマについて興味・関心のあるメンバーなら誰でも参加でき、意見を言うことができる。
高橋:会社員である前に、一人ひとりがそれぞれの人生を生きる個人である、という考えが浸透しているのも大きいと思います。だから「どう働きたいか」を考える前にまず、「自分がどうありたいか」を考える文化があるんですね。
人生を豊かにしようとか、新しいことに挑戦したいとか。社長も常々口にしているし、会社のメンバーとそうしたテーマで話す機会もすごく多くて。わたし自身、a-worksに来てから「自分はもっと自由でいていいんだ」ってことに気がつくことができました。
西江:a-worksで働く前は、仕事をがんばるためには、プライベートを犠牲にしなきゃいけないと思ってましたもん。
谷口:そうそう!本気で思ってた(笑)
今は、子どもが何人いても働いたらいいやんって思います。働いている自分も、育児している自分も大事。両方のバランスがとれているから気持ちよく過ごせていられるんだと思っています。
西江:もちろん、時期や仕事量によっては無理をしないといけない場合もあるんですけどね。それも含めてのバランスなんだと思います。仕事をがんばりたいと思っている自分と、子育てに向き合う自分と。
高橋:メンバーそれぞれが、質の高い仕事とプライベートを両立させるための努力をしていて、それが互いの働きやすさにつながっている気がします。
会社からの信頼が、いいプレッシャーに
ーー昨年(2020年)、緊急事態宣言を受けてからリモートワーク導入までの決定がとても早かったと聞きました。
【参考】a-works流リモートワーク制度の実施~ガイドラインの作成から実装まで~
高橋:リモートワークに切り替わったのはコロナが理由でしたけど、会社全体ではそれをマイナスに捉えていない印象がありますね。もともと大阪以外に住んでいるメンバーもいるし、この際だからリモートで仕事がまわる状態にしちゃおうか、という流れは自然なことだったのかもしれません。
西江:リモートワーク化にあたってつくられたガイドラインに、「a-worksメンバーはサボりません」って書いてあるんですよ。会社が「ここにはサボるメンバーはおらへん」って言い切ってるんですね。それを見ると、会社から信頼をもらってるなとも思うし、宣言されてるからしっかりやらないかんって気持ちにもなるし。
逆に言うと、「リモートだから適当に仕事してていいわ」という人はa-worksに向いてない(笑)
谷口:わかる(笑)
ーー会社としては今後もリモートワークを推奨していく方向を打ち出していますが、課題だと感じる点はありますか?
谷口:新入社員の研修体制は整えてきたんですけど、復帰フォローについてはまだ確立できていないのは課題のひとつですね。a-worksってどんどん変化する会社なので、1年ぶりに復帰したら働く環境がまったく変わっている可能性もありますし。
高橋:わたしが復帰したときは物理出社だったので、わからないことがあればすぐ隣の人に聞けばよかったんですけど。今はリモートなので、復帰に際してのフォローの重要性は増していると思います。
西江:リモートワークになってからの新入社員に対する取り組みを見ているとうまく機能していると思うので、仕組みができてしまえば復帰フォローもスムーズにいくのではと思います。
業務面で言うと、これまで以上に「仕組み」をつくることが大切かなって思います。わたしが普段手掛けているような事務作業って、基本的には人手と時間をかければ終わるんですけど、マクロやスクリプトなどの仕組みがあることでその手間が一気に省けるケースは少なくないですし、担当者がいないからわからない、という場面を回避できます。最近は目の前の業務以外にも、そうした仕組みづくりにも時間を使わせてもらっています。
ーー先を見据えた動き方ですね。半年後、1年後を考えたら、今の時間を割いて仕組みをつくったほうが会社にとってメリットがありますよね。
高橋: 会社の成長を考えた時、個人に頼らない、依存しない仕組みはとても大切だと思います。そうしてルーチンワークの時間がぎゅっと凝縮できたら、空いた時間で新しいことに挑戦できますし。
西江:会社としてもそうした仕組みづくりや効率化を大事にしているので、きちんと時間をかけて取り組めるのがありがたいです。自分が思い描いたイメージを実現していく作業は楽しいですし、成果が出たときのやりがいも大きいですね。
これから先の働き方も自分次第
ーー今後のキャリアプランについては、どんなイメージを抱いていますか?
谷口:まだ明確なイメージは持っていませんが、節目節目で、自分がどんな生活をしたいかで変わるだろうなとは思っています。今は夫が大阪府外に通勤しているので、子どもが小学校に上がるタイミングとかで引っ越そうという話があがるかもしれないし。そうなったときに、もっと働きたいのか、仕事をセーブしてほかのことをしたいのかは、そのときにならないとわからないかも。
西江:a-worksは副業も認められているので、もしかしたら今後、a-worksは時短勤務のままで、別の仕事をするという道もあるかもしれないですしね。
高橋:わたしは自然が好きで田舎暮らしにも興味があるので、将来は移住するという選択もアリかな、なんてことを考えたりもしています。制約を設けずいろんな可能性を追えるのは、すごくいい環境だと思いますね。
西江:会社に前例がなかったとしても、社長に「人生の意義を高めるためにこういう感じで働きたいです!」って言ったら、すぐokって言ってくれると思ってます(笑)
高橋:闇雲に働く時代は終わったというのは、世の中全体の空気感としても増していますよね。わたしはa-worksに入ってから自分の人生を考える時間が増えたんですけど、それによって仕事への向き合い方も変わりました。目の前のことをひたすらやらなきゃ、ではなくて、なんのためにこの仕事をするのかを考えられるようになった。今後のキャリアを考えるうえでも、それってすごく大事なことだと思っています。
谷口:わたしも、人生や価値観について真剣に考えるようになったのはa-worksに入ってから。今後どんな働き方を選ぶにせよ、自分のためにやってることが相手のためにもなってるなって実感できる仕事をしていたいですね。
座談会を振り返って
印象的だったのは「子どもがいるから」「時短勤務だから」といった言葉が、ネガティブな意味合いではなく「ただの事実」として使われていたこと。端々で何気なくにじみ出るそうした価値観が、今のa-worksをかたちづくっているのだと感じました。
a-worksの社風や考え方に興味を持った方はぜひ、公式サイトの採用ページものぞいてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた!