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長期インターンって何するの? 就活中の大学生が語る「a-worksのインターンシップ事情」

就活に励む大学生なら、一度は必ず意識する「インターンシップ」。
「本当に就職に有利になるの?」「みんないつから始めてるの?」など、インターンに対し疑問を持つ学生さんも多いのでは?

a-worksには、2017年度から開催している短期型インターンシップ「変態インターン」に参加くださった学生さんの中から、続けて長期インターンに参加し、社員と一緒に働いている大学生がいます。今回のブログでは、a-worksでインターンを行うふたりの大学生に、リアルな「今どきのインターン」を語ってもらいます!

今回、インターンについて話してくれたのはこちらのふたり。

青木 七海(あおき ななみ)
大学3年生/22歳/関西学院大学人間福祉学部社会起業学科在学
福祉をメインに学びつつ、ビジネスも学び、社会で起業できるような人間を育てる学科で勉強しています。

植田 唯(うえだ ゆい)
大学3年生/21歳/同志社大学経済学部経済学科国際専修コース在学
ILA(インターナショナルリベラルアーツ)という、帰国子女や留学生が多い学部を「副専攻」というかたちで履修しています。

「人とのつながり」がインターンのきっかけに

左から、関西学院大学に通う青木七海さん、同志社大学に通う植田唯さん

ーーなぜa-worksの長期インターンに参加しようと思ったんですか?

植田:1年ほど前に、知り合いからa-works顧問の和田さんを紹介していただいたご縁ではじめてa-worksを訪れました。そのときはマーケティングやWeb業界に関する中途向けのセミナーを見学したんですが、それ以降、「a-worksのインターンに参加したい」と思っていて。まずは、20年卒の「変態インターン」に参加して、その後長期インターンを希望しました。業界ではなく、人に魅力を感じて……って感じです。

青木:私も、きっかけは「変態インターン」です。同じ大学のOBが経営している飲食店でアルバイトをしてるんですが、そのOBが起業家として登壇したイベントで「変態インターン」を知って、「面白そうなインターンあるよ」と教えてくれたのがきっかけですね。

※変態インターン:a-worksが2018年から開始している、3日間の短期インターン。1日目に「自己分析」、2・3日目に「自己実現」を的確な方法で考えることで、参加した学生が「変態」するヒントを見つける。

はじめての実務、「やりがいを感じる」

顧客獲得の記事を書くため、日々奮闘する植田さん

ーーおふたりは長期インターンでどんなお仕事をしてるんですか?

青木:私はa-worksの商品である「AdCent」の専用Webサイトを作っています。コードの知識がなくても制作できる「Strikingly」というサービスを使って制作していますが、先輩である社員さんから指導をもらいながらの制作なので、アシスタント的な立ち位置です。まったく未経験だったので、一からご指導いただいて、学びながら働いています。

植田:私はAdCentの販売促進のため、アフィリエイト広告についてのノウハウやAdCentの導入事例についてのホワイトペーパー※を書いています。職種でいえばライターになるのかな。AdCentの利用企業はEC事業者様が多くいらっしゃるため、EC・通販業界向けの大手メディア様と協力して、AdCentの利点や特徴を知ってもらうための記事を定期発信しています。私もライティングの経験はなかったんですが、一から勉強しています。

※ホワイトペーパー:メーカーなどが、自社製品やその関連技術などの特徴をアピールするため、導入事例や他社製品との比較などをまとめた文書のこと

ーーはじめての業務で、戸惑いはなかったですか?

植田:ライティングのお仕事って、思ってたより細かくて地道な作業で……インターン参加当初は、文章を書く作業と、情報や知識をインプットする作業を並行して業務を進めていたので、自分で「私、なに書いてんだろ!?」って困ってしまうときもありました。でも、上司が記事の書き方をイチから教えてくれて、改善点を話しあって「次はこうしてみよう!」って発見があるので、インターン4か月目の今はやりがいを感じています。

青木:私は最初から戸惑いもなく、ずっと楽しいの連続かも……。サイトは目に見えて出来上がっていくものなので、どんどん完成していくのがすごく楽しいです!

こちらが青木さんが制作する「AdCent」の専用サイト

ーー業務の割り振りはどうやって決まったんですか?

青木:私はまだインターン1カ月目なんですが、いくつか候補を挙げていただいて、その中で「Webサイト制作をやってみたい」とお伝えしたからですね。始めは「なんとなくやってみたいから」という感じでした。

植田:私も何個か選択肢をもらって、営業分野かマーケティング分野かを選べたんです。それで単純に「マーケティング」って言葉に惹かれて。

地域差や個人差……今どきの「インターン」

ーーふたりの周りの学生の「インターン事情」ってどんな感じですか?

青木:「関西と関東で全然違うな〜」って印象があります。関東の子たちは夏頃からバリバリ長期インターンを始めてますが、関西の子は時期もバラバラで「のほほん」としてる人が多い気がします。もちろん、関西の方が企業の数が少ないとか、東京に出るにもお金がかかるって面もあるとは思うんですが……。

植田:でも、始めるのが遅い子も、就活に対する意識が薄いわけじゃないんです。スタートダッシュを切る性格じゃないだけで、インターンを始めたらみんな真面目に頑張っていますし。

青木:そうかもしれないですね。今の時期になると、さすがにみんな始めてますよね。私の周りでインターンに参加してない大学生はいないんじゃないかな。インターンって、テストや授業履修が免除になる場合もあったり、就活までの大きなアドバンテージになるんです。

ーーほかの企業でインターンはしてました?

植田:長期インターンはa-worksだけですが、短期は他の企業でもしてました。夏はECサイトをやってるIT系の企業のインターンに何度か参加したんですが「とにかくスピード!」って煽られまくる感じがありましたね(笑)
あと、社会勉強のために、文科省のインターンに参加もしました。

青木:私は去年の夏に海外でのインターンを経験しました。フィリピンの女性支援を目的とした、NPOのような企業でした。フィリピンから出稼ぎにいくことを考えている女性を支援したり、ケアしたり。あとは、女性だけで生計をたてることを目的とした団体の立ち上げに協力したり。通っているのが社会福祉を学ぶ学部なので、海外の福祉の現状を実務で知れたのはいい体験でした。
社会貢献の一環として、ワークショップを開く業務も経験しましたね。

a-worksのインターンって、どんな感じ?

先輩社会人・森島さんの指導のもと働くふたり

ーーa-worksのインターンって、ほかの企業とどう違いますか?

青木:私は、バイトでもインターンでも、自分が尊敬できる人の下でしか働きたくないと思っているんですが、毎日目標をもって仕事をしているa-worksの皆さんのこと、素直に尊敬しています。仕事の与え方も、初めて企業で働く学生の事をよく考えてくださってるなと感じます。
まったく知識がない状態で、いきなり業務を渡されても何もできなかった。でも、1から10まで全て言われた通りにやるのでは、自分から学ぶやりがいが得られなかったと思います。ただ教えてもらうだけではなく、自分で考えることの大切さを学びました。

植田:a-worksは「自分が今どうしたらいいか?」と、自分に立ち戻る機会を与えてくれる社員さんが多いですね。インターンの学生にも「これどう思う?」と意見を求めてくれることが多いです。a-worksは「ビジョン」を大事にしている社風なので、どの業務でも、「この仕事をしたらこういった利益や学びがある」という明確なビジョンが見えているところが好きです。
やみくもに「これ、結局なんの仕事なんやろ?」って業務を任されてしまうことがないですね。

ーー長期インターンを経験する前と今で、自分が「変わった」と思うところはありますか?

青木:ちゃんと自分のやりたい仕事を意識するようになったかな。一度企業で実務を経験することによって、「会社ってこういうものなんだ」ということが分ったので、お仕事や企業を比較して見る目が養えたと思います。

植田:短期のインターンだと企業全体が見えてこなかったけど、a-worksの長期インターンでは総会にも参加できて、会社の全容が見えて「この人のこういった仕事が、この利益につながってるんだ」など、新しい学びがありました。これは長期インターンを経験しないと分からなかったことかな、と思っています。

ーー「自分がやってる業務にこういう意味がある」と思うと、やる気も出ますよね

植田:自分が属する末端のことでなく、組織の上の人の考えも知ると、働くことがさらに楽しくなりました!

流されない、自分だけのインターンを選んで

ーーこれからインターンを考えてる学生さんに、なにか一言ありますか?

植田:就活って、目の前のことで焦って「すぐ内定がほしい!」と考えがちなんです。でも、焦らず「とりあえず色々やってみる」という気持ちで、自分の考えてない業界でインターンを始めてみたら、業界を深く知れて社会のつながりが見えて勉強になります。
今やってる仕事に関連するニュースを見た時も「これ、会社で勉強したやつだ! 私ならどうするかな」って考えてる自分がいるし、自分の「考える幅」がすごく広がったと思いますね。

青木:私は2月から長期インターンをはじめたんですけど、周りに「えっ?なんで今の時期から長期なん?」って言われたんです。でも、私は一度自分の事をじっくり考える時間がほしかったから、スタートは遅くてよかったと思います。a-worksでインターンを始める前は、深く自分のやりたいことを考えず、「周りが始めてるからとりあえず……」って感覚で焦ってインターンに参加してました。
a-worksで働いてみて、「この業界で働く」という選び方より、やっぱり一緒に働く人の魅力やビジョンを重要視して就活を進めたいと思うようになりました。もちろんスキルの面での成長もありますが、企業を見る目を養えたり、視点を変えられたというのは長期インターンで得た財産だと思います。

実際にインターン中の、大学生ふたりのリアルな話がたくさん聞けた対談でした。
ふたりとも共通していた意見は「周りに合わせて焦ってインターンを始めるより、自分のペースで始めた方が学びがある」ということでした。大学生の就活は集団意識がつきまとい、嫌でも焦ってしまうものですが、案外その焦りは「急がば回れ」なのかも。

a-worksでは、来年度も長期インターンに参加していただける大学生さんを募集する予定です。ふたりの対談を読んで、「a-worksのインターン、気になるな」と思ってくれた大学生の皆さんは、ぜひ一度a-worksのインターンに応募してみてくださいね!