2018年10月1日、a-worksは創立10周年を迎えました!
これも、日頃お世話になっているクライアントのみなさまや、パートナーのみなさまとのご縁があってこそ。
心からの感謝の念に堪えません。
どうか、この「ありがとう」の想いをみなさまにお伝えしたい。
そこで私たちは、2018年10月12日に「a-works旅館〜恩返しの宴〜」を開催しました。
宴と聞くと、ホテルでの立食パーティや名刺交換会などを思い浮かべるかもしれませんが、今回はただのパーティではありません。
『すげぇことしよう』という企業理念を掲げているからには、『すげぇ』宴にしたい。
クライアントやパートナーのみなさまに、感謝を『すげぇ』伝えたい。
そんな想いのもと、今回の宴は「社員全員でイベントをつくり、全員で恩返しをする」ことをコンセプトに、とことん手づくりにこだわりました。
このレポートでは、当日の流れをたどりながら、どんな『すげぇ』を込めたのかをご紹介していきます。
すげぇ その1:老舗旅館、「菊水」を貸し切り。
会場は、京都東山にある料理旅館「南禅寺参道 菊水」。創業63年の歴史をもつ老舗旅館です。
今回は、こちらの旅館を全館貸し切り、1日限定で「a-works旅館」に装いを変えました。
旅館の顔ともいえる暖簾や、掛け軸も「a-works旅館」仕様。
<a-works旅館の家紋「三方重ね」>
この日のために、家紋をデザイン。「すげぇことの先にある成し遂げる3(スリー)」、「三方よしのビジネスモデル」を表現しています。また、三体のエーワークスくんを組み合わせて大きく円を描くことで、お客様との「円」を表現しています。企業理念についてはこちらをご覧ください (リンク先:https://www.a-works.asia/about/)。
<掛け軸「すげぇことしよう」>
館内には、亭主・野山が書いた『すげぇことしよう』掛け軸が。半紙から文字がはみ出しているところからも、『すげぇ』精神が伝わってきます。
そしてこの日は、社員が法被や着物をまとい、a-works旅館の仲居としてゲストをお出迎え。旅館らしさにとことんこだわりました。
法被の背中にはa-works旅館の家紋、襟元に企業理念である”すげぇことしよう”の文字。
「ようこそお越しくださいました」と、お客様を出迎えます。
すげぇ その2:招待状が〇〇に変身!
17時に「a-works旅館」が開館。お客様が来館されたら、受付でリーフレットと絵本をお渡しします。
<10周年絵本「???」>
弊社の歴史が綴られたオリジナル絵本。タイトルがどこにも書かれていません。この秘密は最後にお伝えしますね。
この絵本をめくってみると、空白のページがあります。実は、お客様にお送りした招待状をピタっと差し込める仕掛けになっていて、物語の1ページになるんです!
お客様にお送りした招待状。イラストと物語が描かれています。実は、この招待状が、絵本の物語の一部になるという仕掛け。
絵本には、空白があと3ページあります。館内で開催されている催し物に参加することで、絵本に新しい物語をくわえることができます。
3つの物語をくわえると、絵本が完成します。
すげぇ その3:庭園に、巨大ねぶた出現!
受付を済ませて館内を進み、中庭に出ると「エーワークスくんねぶた」が登場!
<エーワークスくんねぶた>
全長2.5メートルある巨大ねぶた。
「すげぇ10周年」と書かれた土台の上に、堂々と立つ巨大エーワークスくん。アトリエe.f.t.主宰を務め、京都にある美術大学の非常勤講師をされていた「吉田田タカシ」さんに監修いただき、仲居(※以後、メンバーと表記)一丸となってひと月かけてつくり上げました。
夜になると浮かび上がる巨大ねぶた。存在感が『すげぇ』。
ねぶたをご覧になったお客様からは「すげぇ!」「写真撮りたい!」など、うれしい声をたくさんいただきました。
そして、縁日気分を盛り上げるために、もうひと工夫。お客様一人ひとりの名前を提灯に手書きして、旅館の軒先に灯しました。
<感謝の献灯>
感謝の気持ちを伝えるべく、メンバーが一つひとつ手書きで仕上げました。
すげぇ その4:メンバーオリジナル!3つの催し物
イベント第1部は、メンバーによるピアノ生演奏を聞きながらドリンクをお楽しみいただいたり、メンバーオリジナルの催し物を楽しんでいただく時間。
レストランではメンバーがピアノ生演奏を披露。
旅館の一室と、中庭にある離れをつかって、「見世物小屋」「お茶処ふくもと」「アドセントくん誘拐事件」の3つの催し物を企画しました。このイベントに参加することで、絵本の物語を手に入れることができます。
1.動の間「見世物小屋」
a-works名物(?)の名司会者が進行。
個性ゆたかなメンバーが集まり、人道芸を披露。一人芸や、コント、バブリーダンスなど、この日のために準備した芸で、会場を盛り上げました。
アニメ”キン◯マン”の登場キャラクターと芸人”サンシャイン◯崎”のネタをオマージュした「サンシャイン四角」
お取引先のパフォーマンス大会に出場したメンバーが披露したコント「ねずみとり」
元ダンサー「バブリー娘」による本気の「バブリーダンス」
お客様の拍手やかけ声、笑い声が飛び交っていました。
2.茶の間「お茶処ふくもと」
10年間、茶道を習いつづけてきたメンバーと、裏千家の先生によるお茶会を開催。先生からお茶のお作法を楽しく教わりながら、メンバー自ら点てたお茶を味わう体験です。
お茶を点てる姿に、お客様も興味津々。
裏千家准教授 辻宗益先生をお招きして、茶道のお作法を教えていただきました。
お茶菓子とともに、くつろぎのひとときをお楽しみいただきました。
3.謎の間「アドセントくん誘拐事件」
a-worksの展開するサービス”AdCent(アドセント)”そのマスコットキャラクターであるアドセントくんが、何者かに誘拐された!?現場にのこされた手がかりをもとに、誘拐犯を探し当て、真実へとたどり着く謎解きゲーム。
誘拐現場に残されているのは”AdCent”の利用企業であるお客様が販売する商品やサービス資料。それらが事件解決の手がかりに。
クイズや、ヒントが隠されているMAPを載せた「捜査手帳」を手に、アドセントくんの監禁場所へと向かいます。
捜査手帳もメンバーの手づくり。
謎解きゲームが大好きなメンバー自ら、クイズやストーリーを考えた企画。誘拐現場や捜査手帳も本格的な仕上がりで、お客様も捜査官になりきってお楽しみいただいていました。
しかし、謎を解いただけでは終わらないのが、この企画の『すげぇ』ところ。捜査官がたどり着いた監禁場所で、「名探偵コ◯ン」風の寸劇が披露されました。
元演劇部のメンバーオリジナルのシナリオ。演技も本格的で、臨場感たっぷり!
名探偵の名推理により、無事、犯人を確保。アドセントくんの救出に成功!手にはアドセントくんが。
シナリオも役作りも本格的で、捜査官も劇に見入っているようすでした。
寸劇のラストは、今回の謎解きゲームの答え合わせ。監禁場所に入室するための合言葉は「すげぇことしよう」。そして、犯人の名前は「有賀十(ありがとう)」。
謎の真実は、今回のイベントのコンセプトである「お客様にありがとうをすげぇ伝える」ことにあったのです!
「いつもありがとうございます。これからもa-worksをよろしくお願いします!」
役を演じていたメンバーの挨拶で、事件は幕を下ろしました。
どの催し物も、たくさんのお客様の方がお越しになっていて、あちこちから笑い声や歓声が聞こえてきました。
楽しい時間を過ごしてもらいたい、恩返しをしたい。私たちの想いが伝わった時間になったのではないかと思います。
すげぇ その5:お客様とメンバー、お客様どうしの交流も盛り上がる大宴会
第1部のメインイベントである「恩返しの宴」がスタート。宴会場でお料理やドリンクを用意し、お客様とメンバーの交流を深める時間になりました。しかし、ただの立食パーティではありません。この時間にも、いろんな企画を組み込みました。
1. 絵本の朗読
まずは、メンバーによる10年間の歴史が綴られた絵本の朗読からスタート。お客様も絵本を手に、一緒に物語を追っていただきました。
BGMを流しながら、物語を読み進めていきます。
物語は、働き者の“おにいちゃん”が主人公の昔話風ファンタジー。一見、ふつうの昔話なのですが、実はa-worksが誕生してから、今日までの道のりを昔話風に綴ったストーリーになっていて、お客様へ感謝を伝える絵本なんです。よく読んでみると、物語のあちこちでメンバーの名前が登場します。
朗読が終わると
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青いバルーン姿で亭主・野山が登場!!
会社の代表らしからぬ姿に、お客様も大爆笑。
お客様に風船を割っていただきます。
パーン!!!という音とともに風船が割れ、『すげぇ10年をありがとう』と書かれたふんどしがお目見え。
場が盛り上がったところで、乾杯のご挨拶。宴会がスタートしました!
テーブルを鮮やかに彩るお料理。エーワークスくんのフラッグがアクセントに♪
<ウーパールーパーおみくじ>
a-worksオフィスで飼われている愛されキャラの「ウーパールーパー」もお目見え。
2. 名刺交換もかねたゲーム大会
お食事や歓談を楽しんでいただきながら、名刺をつかったゲーム「名刺ポーカー」を開催。メンバーと名刺を交換しながら、個性が似た名刺を集めて賞品をゲットするゲームです。
a-worksの名刺は、メンバーそれぞれの趣味や個性などを表現したイラストが描かれています。
スポーツ、ジャパンカルチャー、ファイヤーなど、いろんなテーマが出題され、3組のデッキをそろえていきます。
名刺を交換しながら、イラストの意味を伝えたり、メンバーの顔を知ってもらうなど、ただのゲームではない深い交流ができた時間。
3. 笑いあり、涙あり。10年間の道のりを振り返る亭主・野山のスピーチ
お食事やドリンクを味わいながら、メンバーとの交流を楽しんだり、さらにお客様どうしの歓談も盛り上がったり。楽しい時間はあっという間に過ぎていき、時計の針は21時半を指していました。宴会の締めくくりは、亭主・野山のスピーチ。23歳で起業した当時から、今日までの道のりを語ってもらいました。
10年前、野山の自宅の一室で、パソコン一台から始まったa-works。
初めてオフィスを構えた時のこと、メンバーが増えて新オフィスへ引っ越した時のこと、お客様とのつながり。笑いを交えながら話していた野山も、最後は涙ながらに感謝の気持ちを語りました。
a-worksの道のりをご存知ないお客様にも、これまでの活動を知っていただくことができました。
4. ゆったり秋の夜長を楽しむ憩いの時間
宴会が終わり、第2部がスタート。ボードゲーム好きのメンバーが持ち寄ったゲームで遊んだり、グラスを片手に秋の夜長を楽しんだり、カラオケで盛り上がったり。
お客様もメンバーもアナログゲームに夢中。
虫の音が心地よい秋の夜、お客様どうしの交流に花が咲きました。
お客様も一緒に見世物小屋で歌声を披露。
5. a-works旅館、閉館。お見送りまで、おもてなし。
23時、すべてのイベントが終了しました。
お客様がお帰りになる際にも、プチサプライズを。絵本のタイトルが書かれたカバーをお渡ししました。
開場した際の受付では、タイトルがない絵本のみお渡し。お帰りの際にはじめて、絵本のタイトルがわかる仕組みです。
タイトルは「おんしゃへ恩返し」。
「a-works旅館」での数々の催し物も、ひとときも、すべて「おんしゃへの恩返し」。そんな想いを込めて、最後にタイトルをお渡ししました。
そして、お客様が暖簾をくぐってお帰りになるまでが、おもてなし。お見送りまで心を込めて、感謝の気持ちをお伝えしました。
旅館前の道路までお客様をご案内し、お礼をしてお見送り。
以上をもって、「a-works旅館〜恩返しの宴〜」が終了。最後の最後まで、約100名のお客様が、旅館でのひとときを楽しんでおられました。
イベントを終えて
まずは、お越しいただいたみなさま、このイベントのためにご協力いただいた関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
イベント当日、旅館のあちこちから「すげぇ!」というお客様の声を聞けたこと、催し物や歓談を楽しむ笑顔を見れたことが、私たちにとって何よりのやりがいでした。ふだんはオンラインでやりとりをしているお客様や、パートナーのみなさまと直接お会いしてお話をし、交流できたことはとても貴重な機会になったと感じております。
これまでの経緯については、レポート後編でお伝えしますが、「a-works旅館」を開催するにあたって、「社員全員でイベントをつくり、全員で恩返しをする」ことをコンセプトに準備を進めてきました。
ふだんは一人ひとり異なる仕事を担当し、デスクワークをしているメンバーが、ひとつの目的に向かって力を合わせて行動し、意見を出し合い、イベントを運営する。
準備を通してお互いの知らない一面を知ることができたり、コミュニケーションが深まったり、チームワークが芽生えたりと、私たちにとっても良い経験になりました。
改めて、a-works10周年、支えてくださったみなさま、心から感謝申し上げます。
当日の様子を収めたダイジェストムービーも是非ご覧下さい↓↓